「医学部を語る〜北海道編〜」イベントレポート(2016年夏実施)

合格最低点及び得点率について

北大の合格最低点率

この表は大学発表の「センター素点の平均点」と「総合点最低点」を元に最低2次得点を算出したものです。2016年度はセンターの平均点は、2015年度に比べてほぼ変化がありませんでしたが、2次得点が大幅に下がっているのが見て取れます。

札医の合格最低点率

札医は、総合点の最高点・平均点・最低点のみの発表のため、平均センター得点と平均2次得点は、成績開示データから推測しています。

センターが、2015年度とほぼ同じくらいの水準のため、総合点最低点をふまえると2016年度の2次試験の学科試験の点数が約30点も下がったと考えられます。要因としては、2次試験の難易度の変化だけではなく、出願者の大幅減により、受験者の学力にも変化があったと見られます。

旭医の合格最低点率

旭医はセンター、2次試験、総合点それぞれの最高点、最低点、平均点を公表しています。上の表の値を見ると、前期日程においては、2014〜2016年度の3年間はセンター平均、2次・総合点の最低点にほとんど変動がありません。入試の難易度や受験者層に大きな変化がなかったと考えられます。

しかし、後期日程では2016年度入試において2次最低得点が6割をきる結果になりました。理由としては、2次の理科の難化に加えて、後期日程の合格辞退者が4名も出た影響と思われます。