2017年度入試問題分析
北大入試問題分析
- 英語…全体的な難易度は昨年度より難化。第3問のCが賛否型でなく長所短所両方を述べる形式に変化し、第4問が3年前の形式に戻った。
- 数学…難易度は易化。昨年度より解きやすい問題が増加した。新課程分野の複素数平面が昨年度から2年連続で出題された。
- 理科…2017年度から試験時間が150分に延長。当初は延長に伴う難易度の変化はないとされていたが、難易度は昨年度より難化し、特に化学が大きく難化した。
英語
自由英作文の出題を含む英作文は得点差が生じやすい部分なので、早めに添削を通した演習を積むと良いでしょう。
数学
複素数平面の出題が2年連続で続いている等数Ⅲ分野はよく出題されますが、近年はⅠAⅡB分野の出題も増えています。偏りなく対策するようにしましょう。
札医入試問題分析
- 英語…2016年度までは大問3題構成であり大問3は和文英訳が独立して出題されていたが、2017年度は大問2題構成になり和文英訳の大問が姿を消し、大問2において条件付き英作文が出題される形式となった。また大問1で要約問題が出題されたことも変更点である。しかし、大問1題分減少したという時間的観点からも、全体的に取り組みやすくなったことで難易度は易化した。
- 数学…昨年度から分量は変化がなく、難易度は易化したが、平均点は下がったとみられる。昨年度から2年連続で小問集合が出題された。
- 理科…物理・化学が難化。物理はここ数年平易な問題が続いており、化学は例年では知識問題が多い分難易度は高くない傾向だったが、2017年度は計算力や記述・論述力を求められる問題も多く、平均点は大きく下がったとみられる。また、生物は難易度に大きな変化がなかったので、生物選択で合格した受験生が多くいたと思われる。
英語
試験時間は道内医学科で最短であり、語彙も高いレベルが要求されます。各問ごとの時間配分を決めて、制限時間内に解ききることができるように演習を積むことが重要になります。
数学
問題によってはっきりと難易の差が生じやすい傾向にあるので、確実に解ける部分で点数を落とさないことが重要です。
旭医入試問題分析
前期日程
- 英語…昨年度より分量は減少したが、難易度は変わらず、形式的にも大きな変化はなかった。
- 数学…昨年度から分量には変化がなかったが、難易度は易化した。
- 理科…物理は昨年度難化し解きにくい問題が多かったが、2017年度は分量が減少、難易度も易化し、例年通り解きやすい問題が多かった。化学は昨年度から分量は減少したが、難易度は変化がなかった。例年の傾向でもあるが、他の大問に比べて大問1の難度が高めである。
英語
昨年度より分量が減少したとはいえ長文の語数は多く、速読力をしっかりと身につけておく必要があります。また、語彙のレベルも高いため、単語の知識量も多く求められます。
数学
昨年度より難易度は易化したものの、変わらず数Ⅲ分野の出題が多く計算量も多いため、計算力をつける練習を日頃から欠かさないことが重要です。