「医学部を語る〜北海道編〜」イベントレポート(2017年夏実施)

2017年度 入試結果

北大…約10%志願者が減少。AO入試欠員分5名追加の102名の合格者を出しました。

札医…約35%志願者が増加しましたが、2015年度以前よりは20%以上少ない結果でした。

旭医…約4%志願者が減少しましたが、おおよそ 昨年度から変動はありませんでした。

<追加合格者状況>
札医…1名

2017年度 合格者内訳

北大…現役比率・女子比率は昨年度より少し減少しましたが、大きな変動はありませんでした。道内比率も昨年度からほぼ変化はありませんでしたが、今後も道外勢の流入は予想されます。

札医…現役比率は北海道医療枠導入の2013年以降厳しい状況が続いていましたが、2017年度は上昇。(22.6%⇒25.3%⇒34.7%⇒25.3%⇒40.0%)札幌市内の主要校が多くの合格者を輩出したことが上昇の要因とみられます。そうした要因も含めて道内比率も昨年度より上昇しており、道内勢同士の戦いが激しい状態が続くと思われます。しかし、既卒の関東勢は依然として1割程度残っていますので、道外勢は多くはないものの一定程度の割合で流入が続くとみられます。

旭医…旭医では現役比率は公表されていません。道内比率については、前期後期ともに割合が少ない状態が今後も続くでしょう。

札医 枠毎の内訳

2013年度より始めた「北海道医療枠」で、大学はいかに北海道に残ってくれる学生を合格させるか色々と策を練り、今の方法にたどり着いています。道内比率でみても、「北海道医療枠」合格者の道内比率は80%を超えており、道外勢の出願が減少しています。

出願枠の形式について、資料は選抜要項からの抜粋ですが、簡単にいうと、2枠合わせての募集人員75名に対し、「北海道医療枠」の合格者は、55名以上75名以下、「一般枠」の合格者は0名以上20名以下ということです。

よって、より合格率を上げたい受験生は、北海道医療枠で出願した方が良いことになりますが、合格は両枠合わせて総合点の高い方から合格者を決定するため、力のある受験生は、今後も一般枠で出願してくるでしょう。