「医学部を語る〜北海道編〜」イベントレポート(2017年夏実施)

志願倍率の推移

北大…2011年度に倍率が下がっていますが、この年から2次試験に面接が導入されています。また、AO入試が導入され、後期日程を廃止したのもこの年です。その後再び上昇し安定していましたが、2015年度に理科3科目必須⇒2科目選択の科目数減による志願者増加が見込まれていたところ難化が予想されたことで逆に敬遠され減少、その後2016年度に倍率が上昇し、2017年度は2014年度以前の水準に戻りました。

札医…2008年度に後期日程を廃止して以降、その分の定員を前期日程と推薦入試に移しました。また、2013年度からは、一般入試の募集枠を「北海道医療枠」と「一般枠」に分けて募集をおこなっています。さらに、2015年度入試からはセンター試験配点大幅上昇(450点⇒700点)等の影響もあり、挽回を狙っていた道外の受験生が大きく減り、ここ2年は以前ほどの受験生が集まっていない状況です。第1段階選抜も2年連続で実施されませんでした。

旭医…2009年度に大きく倍率が下がっていますが、募集人員20名⇒40名への変更・センター試験の理科2科目⇒3科目への変更等が重なった結果とみられます。しかし、2012年度には再びセンター試験の理科3科目⇒2科目に戻したことで大きく倍率が上昇し、現在もその状態が続いています。また、旭医は道内医学部医学科では唯一の後期日程実施大学であり、志願倍率20~30倍程度の志願者が全国から集まっています。