「医学部を語る〜東北編〜」イベントレポート(2017年夏実施)

東北地区医学科の各大学の入試傾向

特別選抜(国公立大学)

弘前大学(AOⅡ期入試)
出願が早いので注意が必要です(9/4~9/8)。1次選抜(模擬講義に関する筆記試験、面接)、2次選抜(ケーススタディの自学自習、ワークショップ)の結果を総合して合否判定されます。センター試験も課されますが、センター試験は資格試験と位置づけられ、点数化はされません。
秋田大学(推薦入試Ⅱ)

一般枠、秋田県地域枠、全国地域枠に区分されます。一般枠は現役生が、秋田県地域枠、全国地域枠は現役生と1浪生が出願できます。いずれも学習成績概評A以上が必要になります。

センター試験の成績、調査書、小論文、面接を総合して合否判定されます。センター試験450点、小論文100点、面接150点の計700点満点となります。

面接は面接官3人の個人面接で、志望理由や理想の医師像についてなどの質問をされます。

山形大学(推薦入試)

現役生のみが出願できます。物理、化学、生物のうち2科目以上履修済みであることと、学習成績概評がA以上であることが必要になります。

センター試験の成績、調査書、面接により総合的に合否判定されます。

面接は面接官2人に対する個人面接で、志望理由やどんな医師になりたいかなどを聞かれます。

福島県立医科大学(推薦入試)

A枠、B枠(県内推薦、県外推薦)に区分されます。A枠は福島県内の高校を卒業する現役生が、B枠(県内推薦)は福島県内の高校を卒業する現役生と1浪生が、B枠(県外推薦)は福島県外の高校を卒業する現役生と1浪生が出願できます。

センター試験、総合問題、面接、出願書類を総合的に評価して合否判定されます。センター試験450点、総合問題300点、面接60点の計810点満点になります。

東北大学(AOⅡ期入試)

新規実施となります。現役生が出願可能で、物理、化学、生物のうち2科目以上履修済みであること、学習成績概評A以上であることが必要です。

第1次選考では、出願書類150点、筆記試験600点の計750点で評価され、第2次選考では筆記試験300点(第1次選考で実施した筆記試験の成績を用いる)、面接試験150点の計450点で評価されます。

筆記試験では理数系の基礎的理解度に加えて、医療系分野に深い関心を持ち高度な英文を読み解く能力、論理的かつ多面的な思考能力、表現力、作文能力などについて評価されます。

面接試験では、医師や医学研究者としての適性が評価されます。また、科学研究に関する活動を主体的かつ継続的に行ってきた経験がある場合には、面接の際にその成果や活動について発表の機会が与えられ、評価されます。

東北大学(AOⅢ期入試)

現役生、1浪生が出願できます。物理、化学、生物のうち2科目以上履修済みであることが必要となります。

センター試験1100点、筆記試験250点、面接試験250点の計1600点で評価されます。

筆記試験では、医療系分野に深い関心を持ち高度な英文を読み解く能力、論理的かつ多面的な思考能力、独創性、表現力、作文能力などについて評価されます。

面接試験では、出願書類の内容を参考にして医師としての適性や医学研究者としての適性が評価されます。

一般選抜(国公立大学)

各大学の募集人員、2次科目については表4、合格データについては表5の通りです。以下、各大学について説明していきます。

弘前大学
前期日程のみ行われます。2017年度より2次試験に理科が課されなくなり、外国語、数学、面接、センター試験で合否が判定されました。また2017年度より第1段階選抜(8倍)が予告されたことも影響してか、志願者は前年比半減となりました。
秋田大学

前期日程は外国語、数学、面接、センター試験で合否が判定されます。2次に理科が課されないため、受験生に人気があります。センター試験:2次試験の比率が550:400と、センター試験重視になっています。

後期日程は面接、小論文、センター試験で合否が判定されます。センター試験:2次試験の比率は、700:300で、後期日程もセンター試験重視となっており、センター試験でいかに高得点を獲得できるかが鍵となります。

山形大学

前期日程は外国語、数学、国語、理科2科目、面接、センター試験で合否が判定されます。2次で国語(現代文)が必須である数少ない医学科の1つです。また、センター試験の比率が高く、一般枠は900:600、地域枠が900:700となっています。

後期日程は面接とセンター試験で合否が判定されます。センター試験の比率が非常に高く(900:100)、ほぼセンター試験の結果で合否が決まります。

福島県立医科大学

前期日程は外国語、数学、理科2科目、面接、センター試験で合否が判定されます。センター試験:2次試験の比率は、650:660とほぼ1:1です。2段階選抜(5倍)が予告されていますので、注意が必要です。

後期日程は面接、総合問題、センター試験で合否が判定されます。センター試験:2次試験の比率は450:360とややセンター試験重視です。2段階選抜(10倍)も予告されていますので、注意が必要です。

東北大学
前期日程のみ行われます。外国語、数学、理科2科目、面接、センター試験で合否が判定されます。2次試験の比率が圧倒的に高い(センター試験:2次試験 250:950)ですが、合格のためにはセンター試験、2次試験ともに高い得点率が要求され、合格者のセンター試験平均得点率は約87%、2次試験は約70%となっています(2017年度入試)。センター試験の配点が少なくても、2段階選抜がありますので注意が必要です。
表4 東北地区国公立医学科募集人員・2次科目一覧

表4 東北地区国公立医学科募集人員・2次科目一覧

表5 2017年度東北地区国公立医学科合格者データ

表5 2017年度東北地区国公立医学科合格者データ

2022年度 夏期講習入室テスト/入室説明会高3東大・医学部完成プラン