選抜方式ごとの入試動向
一般選抜
前期日程における受験者数・実質倍率に大きな変化はなく、実質倍率は弘前大の10倍強を除けば概ね3〜4倍程度です(表3)。
後期日程では山形大が2015年度に実質倍率が大幅に低下して以来回復しておらず、3.8倍となりました(表4)。
2016年度は、前期日程で東北大・福島県立医科大、後期日程で秋田大・福島県立医科大において第1段階選抜が実施されました。これらの大学ではセンター試験の点数がより重要になります。福島県立医科大では、前・後期合計でのべ364名が2次試験に進むことができませんでした。センター試験対策も疎かにできません。
特別選抜
特別選抜の実質倍率は一般入試と同様の水準(3〜4倍程度)が続いています。後期日程の募集がない大学が多いので、チャンスを増やす意味でも推薦・AO入試にも積極的にチャレンジするとよいでしょう。センター試験を課す大学が多いので、センター試験対策も重要です。また特別選抜を受験する場合であっても、一般入試対策は並行して行いましょう(表5)。