「医学部を語る〜関西編〜」イベントレポート(2016年夏実施)

2016年夏、全国各地8つの会場にて、代々木ゼミナール・Y-SAPIX共催セミナー「医学部を語る」を開催しました。

医学部医学科全体の動向や今後の展望を分析した第1部全国編に続き、第2部として、各地の医学部に焦点をあて、近年の入試状況や対策等についてお話ししました。

関西国公立編

関西地区国公立大医学部の所在地について

各都道府県に設置されていますが、大阪を中心とした場所に集中しています。

国公立大医学部の入試状況

国公立大医学部【前期】入試状況 国公立大医学部【後期】入試状況

後期入試実施大学がきわめて少ないため、実質的には前期入試のみと考えてください。2016年度は後期入試として大阪大と奈良県立医科大の2大学が実施しましたが、2017年度入試は大阪大が「世界適塾入試」導入に伴い後期入試を廃止します。関西地区の後期入試は奈良県立医科大のみとなり、募集人員が前期22名に対し後期53名と後期比重が高いため出願者数が多くなると考えられます。

倍率についてはここ数年大きな変化はありません。ただ、2016年度に関しては医科大学の倍率が下がっています。特に奈良県立医科大は昨年までの高倍率を嫌ってか、前後期ともに倍率を下げています。2017年度も同様の倍率になると思われますが、後期の奈良県立医科大は関西唯一の後期実施大学となり、募集人員も多いので、高倍率になることが予想されます。

推薦入試状況

2017年度入試からの大阪大学「世界適塾入試」1 2017年度入試からの大阪大学「世界適塾入試」2

後期入試縮小に伴い、国公立大医学部を複数回受験するには推薦・AO入試を考えることが重要です。早めに情報収集を始めましょう。

2017年度入試からの大阪大学「世界適塾入試」について

医学部推薦入試状況 「京大特色入試」入試結果【医学部】