長崎大学 医学部医学科 T・Tさん(明善高等学校 卒業)

Q. 医学部受験を決めた時期や目指した理由を教えて下さい。
医学部受験を決めたのは、高2の時でした。

それまでは看護師を目指していましたが、海外で活躍されている医師の方の講演を聞いてから気持ちが変わりました。医療後進国の現実を知り、自分の環境がどれほど恵まれているかを実感しました。

そして、医療サービスを十分に受けることができない地域で医師として働き、治療にあたることでそこに住む人たちの力になりたいと思うようになりました。
Q. 受験生の間、楽しかったことを教えてください。
私は1年間浪人生活を送りました。その中での楽しみは友達と話すことでした。同じ高校だった友達やクラスの仲間と勉強や志望校についてのことはもちろん、それ以外のことについてもたくさん会話をしました。

休み時間のコミュニケーションは決して時間の浪費ではなく、いい思い出になりましたし、有意義な息抜きの時間になりました。また、そのような仲間との勉強の教え合いは学力の向上につながったと実感しています。
Q. 自分だけのこだわりの勉強法はありますか?
浪人時代は授業以外の勉強の時間を必ず計測するようにしていました。

医学部を目指したのが遅かったこともあり、現役時代は周りの受験生と学力に大きな差を感じ、周りと比べて落ち込むことがよくありました。勉強時間を計測し自分の努力を目に見えるようにすることで、「これだけやったのだから大丈夫」と自信をつける1つの材料にしていました。

量より質という意見もありますが、自信をつけるという意味では私には合っていました。
医学部を目指す受験生へメッセージ
受験勉強は精神的にも体力的にもきついことがたくさんあると思います。しかし、医学部を受験すると決めた時の強い気持ちを忘れずに地道な努力を重ねればきっと、医師になるための第一関門は突破できるはずです。

自分を追い詰め過ぎずに周りの人を頼り、家族や先輩、友達、先生方に話を聞いてもらうなど息抜きを忘れずに最後まで頑張って下さい。皆さんの健闘を心から祈っています。