九州大学 S・Hさん(久留米大学附設高等学校 卒業)

医学部受験を決めた時期や目指した理由を教えてください。
小学生の時に、父親の職業である医師という仕事に興味を持ち始めました。父が多くの人々を助ける仕事をしていると知って、医師に憧れを抱くようになりました。また、同じ時期に野口英世や北里柴三郎などの社会に大きく貢献した医師の伝記を読みました。そこから、自分も医師になって多くの人々を病気の苦しみから救えるようになりたいと思い、医学部を受験することに決めました。
自分だけのこだわりの勉強法はありますか?
就寝前の約15分間を必ず暗記学習の時間にしていたことです。寝る前に暗記したことはより脳内に定着しやすいと聞いたことがあり、実践していました。英単語や古文単語、化学や社会の暗記事項をこの時間に毎日コツコツやることで、日中の学習時間を暗記に充てずに済むようになりました。また、この時間の後にすぐに寝て、就寝直前にスマホを見ないようにもしていました。
どうやって勉強のモチベーションを維持しましたか?
勉強する時間とそれ以外の時間をしっかりと分け、メリハリをつけるようにしました。勉強していない時間は、友人と会話したり、スマホを見たり、音楽を聴いたりして、リラックスしていました。集中力を回復させながら、勉強時間は完全に集中できるように努めました。また、モチベーションが低い場合は、最初に好きな科目を短時間やって、気持ちが乗ってから勉強するようにしていました。
これから医学部を目指す人へ、メッセージをお願いします。
医学部に合格するためには、総合的に高い学力が要求されます。まずは、どんな科目に対しても真摯に取り組んでください。真摯に取り組んだ努力の量が学力の伸びに直結します。また、苦手科目や分野が多いほど、医学部を受験する際には大きく不利になります。得意科目を伸ばすことももちろん大切ですが、苦手科目をなるべく早く克服することで合格へより近づくことができると思います。