三重大学 K・Yさん(芝高等学校 卒業)

医学部受験を決めた時期や目指した理由を教えてください。
小学生の時に、母親が入院したことがきっかけで医師を目指し始めました。その時に出会った医師の方々が、とても優しく、小学生の私でも非常に印象に残っていました。「あの先生のようなお医者さんになる!」と心に決めたことを覚えています。また、高校生の時に入院した経験があり、そこでの医師の方々の対応などを見て、自分の一生の職業として医師を強く意識しました。
受験生の間、辛かったことを教えてください。
国公立志望でしたので、共通テストが非常に重要なのですが、模試を受けること自体が辛かったです(笑)。11月頃に点数が600点台前半にまで落ちてしまい本当に焦りました。あんなに勉強したのに点数が落ちるってどういうことなんだと自分を信じられなくなりましたが、復習をして、点数が低い原因を見つけて、そこを直して、あとは点数のことなどすぐ忘れられるくらい勉強しました。
苦手科目とその克服のためにしたことはなんですか?
共通テストの国語が非常に苦手でした。1浪の時の国語の点数は107点で絶望的でした。特に古文が苦手だったので、直前期は毎日過去問を解き、授業でやった文章を毎日読むということを続けていました。その結果、2浪の時の共通テストでは159点を取れて足を引っぱらないほどには成長できました。配点の割合が低く手薄になりがちな国語ですが、毎日触れることの重要性を実感しました。
これから医学部を目指す人へ、メッセージをお願いします。
医学部受験は、非常に過酷な世界であると思います。自分は2浪しました。また、自分は国公立医学部単願でしたので、共通テスト・2次試験の一発勝負となります。そのプレッシャーは計り知れないものです。自分は、それを乗り越えてこそ、立派な医師になるための第一歩だと信じ耐え抜きました。医学部受験は耐久戦です。やるべきことを淡々とこなし合格を勝ち取ってください。