九州大学 医学部医学科 S・Sさん(久留米大学附設高等学校 卒業)

Q.医学部受験を決めた時期や目指した理由を教えて下さい。
幼い頃から病気がちで医療従事者の方々にお世話になっていたことから医師への憧れがありました。しかし、現役のときは迷った末に他学部を受験したものの不合格となり、代々木ゼミナールで浪人することになりました。

当初は東大にリベンジしようと考えていましたが、浪人中に祖父の死に触れたこともあり、再び将来について真剣に考えた結果、医学部を志望することに決めました。
Q.自分だけのこだわりの勉強法はありますか?
1週間のスケジュールを立てる際に予備日を作っておくことです。

予備日までの6日間でやり残した課題がある場合は、予備日を使ってそれに取り組み、ある程度満足できていれば、思い切って自分のやりたいことをやっていました。毎日だらだらと勉強を続けるよりも、この勉強法だとメリハリがつきます。

また、普段から各科目の重要事項をルーズリーフにまとめて蓄積しておくと、試験ごとに見直しができるのでおすすめです。
Q.苦手科目とその克服のためにしたことはなんですか?
苦手科目は英語でした。

英語の得意な友人に勉強法をたずねたところ、まずは基礎固めをするべきだと教えてくれたので、中学の教科書まで遡って文法と単語を猛勉強しました。高校3年生の秋には易しめの問題集を、冬休みからは過去問をほぼ毎日解いて復習するというサイクルを繰り返していました。

長文や和訳問題は感覚で解くのではなく、文章の構造を分析しながら解くようにしていました。
医学部を目指す受験生へメッセージ
医学部に合格するのは決して簡単なことではないと思います。だからこそ、受験勉強が本格的に始まる前に、自分に最適な勉強法を確立しておくべきです。周りの人の勉強法を真似するのではなく、自分と向き合って見つけ出してください。

あとは、模試の結果に一喜一憂せず自分を信じて勉強を続けましょう。不安になることもあると思いますが、最後まで諦めなければきっと志望校に合格できると思います。頑張ってください。