北海道大学 医学部医学科 T・Jさん(札幌南高等学校 卒業)

Q.医学部受験を決めた時期や目指した理由を教えて下さい。
医学部を受験しようと思ったのは、おそらく物心ついたくらいからのことだったと思います。もともとは医師というよりも人体そのものに興味を抱いていました。

高校生になると、自分の将来の進路を意識するようになり、そのなかで私は医師として人々の健康を守ることで、社会の一員としての役割を担いたいと考え、医学部進学の思いを強固にしていきました。
Q.受験生の間、楽しかったことを教えてください。
友人と勉強を教え合ったのは楽しかった思い出です。友人と一緒に勉強する際、相手に説明することが自分自身の理解を深めるのにも役立ちました。

また、自分を追い込んだ後のご褒美のラーメンは至高のものでした。受験勉強に本腰を入れることができないという方は、自分の好きなものをより楽しむために、という気持ちで奮い立たせてみるのもいいかもしれません。
Q.自分だけのこだわりの勉強法はありますか?
私はどの科目でも樹形図を意識していました。

例えば、微分の問題を解く際には「問題文のこの部分がこう指定されていた場合はあの解き方がいいな」というように、自分で複数の設定に枝分かれさせて考えるようにしていました。こうすることで一つの問題から微分のさまざまな内容の復習ができますし、それによって応用力もついたと思います。

その結果、受験直前には問題文を見ただけで解法が頭にパッと浮かぶようになりました。
医学部を目指す受験生へメッセージ
医学部に進学してからの方が一層の努力が必要になってくるはずなので、医学部受験は最初に乗り越えるべき壁と捉えて頑張るとよいと思います。また、受験勉強ばかりに勤しむのではなく、一度しかない高校生活を楽しむことも大切だと思います。

あまり気負いすぎず、体調を崩さないように注意して頑張ってください。どうしても頑張れない日は、医療系の本やマンガを読んで気分をリフレッシュするといいですよ。