九州大学 医学部医学科 K・Tさん(明治学園高等学校 卒業)

Q.医学部受験を決めた時期や目指した理由を教えてください。
高校に進学するときにはすでに医学部を受験しようと決めていました。

私は身体が弱く、幼少の頃から医療関係者の方々にお世話になってきたため、将来は自分と同じような身体の弱い人をサポートできる仕事に就きたいと思っていました。

また、私の家は医者の家系ではなく親戚にも医者はいませんでしたが、単純に医学の道に対する好奇心があったことも医学部を目指した理由の1つだと考えています。
Q.受験生の間、楽しかったことを教えてください。
受験勉強の合間に親友たちと過ごした時間です。

高校3年生の時期は、友人との最後の思い出作りの時間だと思います。ともに勉強を教え合い、たまにふざけあったこの時間は受験が終わった今でも最高の思い出として残っています。

受験は、四六時中勉強をすれば受かるというものでもありません。束の間の休息を親友たちと過ごしたことは、合格という結果にも大きく影響したと考えています。
Q.苦手科目とその克服のためにしたことはなんですか?
センター試験では国語と地理が苦手でした。

そのため、冬休みは重点的に過去問を解きました。国語は主に本試と追試を15年分、地理は過去問の他にも学校の教材を使って、ミスがなくなるまで徹底的に暗記しました。

2次試験では英語が苦手だったので、英語の講師に直接相談し、授業後に1対1で和文英訳や英文要約の添削指導をしてもらいました。
医学部を目指す受験生へメッセージ
「医学部に合格する」ことが決してゴールではない、という認識を持ってほしいです。入学後も、当然ながらたくさん勉強することになるでしょう。決して楽な道ではないと思います。自分の人生を長い目で見たとき「医療人」として生涯学び続ける覚悟が必要です。

医学は人の命を扱うため責任は大きいですが、それだけやりがいも大きいはずです。どんな大人になりたいかをイメージして目標を高く持ち、自分を信じ、最後まで頑張ってください。