名古屋大学 医学部医学科 S・Rさん(栄光学園高等学校 卒業)

Q.医学部受験を決めた時期や目指した理由を教えて下さい。
医学部受験を決めたのは高校生のときです。

数多くある学問のうちでも、医学は私たちの日常に最も近い学問であるといってもよいと思います。その一方で、英語や数学などと違い、医学を中学や高校で学ぶことはできません。

だからこそ私は医学に興味を持ち、大学で医学について学びたい、ひいては医学をもとに人を助ける仕事に就きたいと考え、医学部への進学を目指すに至りました。
Q.苦手科目とその克服のためにしたことはなんですか?
受験勉強を始めた頃は、化学が苦手でした。

あまりにも苦手意識があったため、思い切って1カ月間の勉強をほぼすべて化学にあてました。その結果、入試本番を迎える頃には、苦手意識は完全に消え、それどころか一番の得意科目になっていたのです。

入試で高得点を目指す場合、苦手科目があるとどうしても不利になってしまいます。苦手科目の克服には全力をあげて取り組み、早いうちに苦手意識を払拭してしまいましょう。
Q.どうやってモチベーションを維持しましたか?
やはり受験勉強は苦しく、私もやる気がなかなか出ない時期がありました。そのようなときは、合格発表の掲示板に自分の番号が載っている様子を想像するだけで、自然とモチベーションが上がってきました。

また、模試などで悪い点数を取ってしまい落ち込んだときは、ある程度反省した後、自信を取り戻すために良い成績を取った模試の成績表や答案を眺めていました。
医学部を目指す受験生へメッセージ
医学部入試はレベルが高く、合格するためにはかなりの高得点が必要になります。高得点を取るためには、日々の努力が欠かせないのは言うまでもありませんが、試験本番で自分の力を最大限に発揮できるかどうかが重要です。

私の場合は意図的に模試を多めに受け、いつも本番同様の緊張感をもって臨むように心がけていました。本番特有の雰囲気にのまれないよう、ぜひ、皆さんも自分なりの方法を見つけてみてください。