東京慈恵会医科大学 医学部医学科 K・Hさん(高松高等学校 卒業)

Q.医学部受験を決めた時期や目指した理由を教えてください。
私が医師になりたいと思い始めたのは小学生の時です。

きっかけは、ずっと一緒に暮らしていた祖父が夜中に救急車で運ばれたことでした。当時、私は幼いながらに、祖父のために何もできない自分の無力さをとても悔しく思いました。

その時から、目の前で病気やけがに苦しむ人々を、直接助けたいと強く思うようになりました。今でもこの想いは変わっていません。
Q.受験生の間、辛かったことを教えてください。
受験期に辛かったことは、頑張って勉強しても思うように成績を伸ばせなかったり、むしろ成績が下がったりしたことです。周りの受験生は、着実に成績を伸ばし、目標にどんどん近づいているのに、自分だけは遠ざかっているような気分になりました。

自分は一体何をしているのだろう、もうやめてしまおうかと何度も考えましたが、そのたびに自分の目標を思い返し、もう一度だけ頑張ろうと自らを奮い立たせていました。
Q.自分だけのこだわりの勉強法はありますか?
自分が実践していた勉強法は、一度見た問題は完璧に解けるようにするというものです。

授業で扱った問題、模試で出題された問題、自分の志望校の赤本に載っていた問題など、一度でも触れた問題は、解法を理解し、どこがポイントになっているのかを考え、真っ白な紙にその解答を、問題以外何も見ずに再現するのです。

これを何度もくり返している内に、いつのまにか初見の問題でも解けるようになっていました。
医学部を目指す受験生へメッセージ
医学部入試はとても難易度が高く、高校を卒業後、何年も医学部受験に費やす人も少なくありません。だからこそ医学部を目指すのであれば、勉強量は勿論、絶対に医学部に入りたいという強い想いと覚悟が必要だと思います。

医学部受験をすると決めたら、ひたむきに勉強し、くじけそうな時には、絶対に医学部に入るんだと自分に言い聞かせて、最後まで頑張ってください。