順天堂大学4年 M・Mさん

東大・京大・医学部 難関大学現役突破塾Y-SAPIXでインストラクターとして活躍する現役医学部生M・Mさん(順天堂大学 医学部医学科 4年生)にお話を聞きました!

※インストラクター…各校舎に在籍している東大・京大・医学部などの難関大学に通っている現役の大学生です。生徒の皆さんから学習相談を受けたり、自身の受験体験に基づいたアドバイスを行います。

順天堂大学の魅力

授業や定期試験の内容が実践的で医師国家試験の合格率が高い理由の1つといわれています。

昨年の自粛期間中はオンライン授業を受けていました。通学の負担が減ったというメリットがある一方、コミュニケーションが減ってしまいモチベーションの維持が大変でしたが、電話で友人と話すなど工夫してやる気を出していました。

今は対面授業が再開しましたが、希望者は自宅でオンライン授業を受けることもできます。復習のために授業の録画も配信されていて、選択肢が増えたことは学生にとってもメリットだと思います。

もっと!大学の魅力

POINT①
1年次にはスポーツ科学部の学生と寮生活をします。寮にはアスリートとして活躍する同級生もいて、多様な価値観を学び、多くの刺激を受けられます。

POINT②
「基礎研究医養成プログラム」という制度があり、研究に力を入れています。1年次から必要な科目を取るなどして、大学院の研究を先取りして学ぶこともできます。

POINT③
手厚いフォロー・サポートが魅力的です。学生課などの職員は学生を尊重し、丁寧に対応してくれます。学生10人程度に対して担任がついてくれる制度もあります。

医師としての進路

「国境なき医師団」に憧れていた頃は救命救急医を目指していましたが、患者さんの一生に寄り添えることと、専門科を越えて診療にあたれることに魅力を感じ、総合診療科がいいのではと思いました。将来は地域のお医者さんとして患者さんを総合的に診ることができる医師になりたいと考えています。

アメリカやイギリスなどの海外では、専門分野に精通するスペシャリストと同じように、多様な専門性を活かして総合的に診るジェネラリストが確立されています。日本では高齢化と過疎化が進んでおり、ジェネラリストである地域の医師が求められている現状です。日本の医療も海外から学べることがあると感じています。

一問一答

Q. 医師になりたいと思ったきっかけは?
小学生の頃に「国境なき医師団」の活動を知りました。「世界にはこんなに困っている人がいるんだ」と衝撃を受け、「この人たちを医療で助けられたらいいな」と思ったのがきっかけです。
Q. こだわりの勉強法は?
自宅だとリラックスしてしまうため、気持ちを切り替えて集中できるように、大学の自習室やお気に入りのカフェで勉強しています。「毎日何時間は机に向かう」などのノルマは特に設けていませんが、試験前は遊びの予定を入れないようにしています。
Q. 部活や趣味はなんですか?
医学ラグビー部のマネージャーをしています。今は私がマネージャー代表を務めていることもあって、遠征や合宿の準備など少し忙しいですが、プレイヤーと一丸となる経験は何にも代えがたいものです。
Q. 受験勉強はどのようなことを意識していましたか?
スピードと正確さを意識すること、自分の陥りやすいミスを知ることです。医学部入試の特性上、どの科目も問題量が多いため、ペース配分をつかむためにも置き時計を重宝していました。
Q. 受験勉強で身についたことは?
読解力や論理的思考、反復学習の大切さでしょうか。最後まで諦めないメンタルや毎日10時間以上勉強し続けた経験は、自信となって身についています。医学部を目指すなら、勉強習慣はなるべく早く身につけたほうがいいですね。
Q. 今の目標はなんですか?
大学で学ぶ知識や技能をしっかりと吸収し、確実に自分のものにして将来につなげることです。アルバイトなど積極的に社会経験を積んでいくなかで、将来さまざまな境遇の患者さんに寄り添えるよう人間性の幅を広げていきたいです。
受験生へのメッセージ
今、あなたが頑張った経験はすべて今後に生かされますし、それが自信につながります。医学部という狭き門に向けて努力を続けることは大変ですが、必ず将来の自分の血肉となるので、最後まで諦めずに頑張ってほしいです。

※2021年4月時点のインタビューです。