※下記の各内容は、2018年度入試の変更点(判明分)を反映しています。
一般入試の概要
私立大学の医学部医学科は、この2年間の新設(東北医科薬科大と国際医療福祉大)により、全国で31校となりました(この他に、防衛医科大学校があります)。一般入試(センター試験利用入試や推薦入試・AO入試など以外)の学科試験については、国公立と同様に英語・数学・理科2科目が必須の4科目型が基本です。例外としては、帝京大と東海大のみが3科目型の入試ですが、科目数が少ないことが、この2校での例年の高倍率に結びついています。
学科試験以外では、全大学で面接が必須で、また小論文も大半の大学で受験が必要です。医学部の場合、国公立ではセンター試験で国語が必須ですし、私立でも小論文が必須の大学が多いため、「国語力は不可欠」と言えます。これは、将来医師となった際の患者や家族、さらに他の医療スタッフとのコミュニケーションにおいて、また学会での発表や論文執筆などで必要となるためです。
一般入試の配点については、各科目が均等配点の大学が多く、結果として理科の2科目で全体の半分の配点を占めるため、私立の医学部では理科が重要科目です。
センター試験利用の入試も、約半数の大学が実施しています。ただし産業医科大は国公立と同様の入試システムを採用していますので、センター試験の受験が必須となります。【図表①参照】
