2020東大入試状況「第1段階選抜の合格最低点」

「2020東大入試状況」一覧
1. 志願者数・志願倍率 2. 第1段階選抜の合格最低点 3. 最終合格者の合格最低点 4. 現浪別割合 5. 男女別割合 6. 出身地別割合 7. 推薦入試の出願状況 8. 推薦入試の合格状況 9. 2021年度入試について

第1段階選抜の合格最低点

大学から公表された合格最低点をみてみましょう。各年度のセンター試験の難易度に変化がありますが、2011年度からの10年間は「3つの区分」に分けられます。

1つ目は2012年度以前で、最低点の得点率は概ね75%~85%と文科・理科ともにこの10年間では高い点数でした。

2つ目は2013~2016年度で、志願者数や倍率の状況などから、第1段階選抜が不実施(特に文科)となるケースもみられました。最低点自体も2012年度以前は科類によっては85%程度の高水準のこともありましたが、2013年度以降は実施されても最低点が40%台や50%台もあるといった状況でした。この期間においても、受験生の「安全志向」などが影響していました。

3つ目が2017年度以降で、2013~2016年度とは異なる状況にあります。この4年間は全ての科類で第1段階選抜が実施されており、同時に最低点自体も2017~2019年度は高めの傾向にありました。ただし今回の2020年度については、前述の通りに受験生の「超安全志向」やセンター試験の平均点ダウンの影響から、点数が下降した科類が多くなっています。最も顕著な例は文科三類の-19.4%ですが、文科二類も-12.9%・理科二類も-10.4%と変化が目立ちます。

文科の場合、最低点の序列は文三>文二>文一となることが多いのですが、今回は正反対の序列で、三類の最低点が最も低くなりました。前述の通りに、合格最低点が過去3年ともに80%を超えていたことが強く影響しています。

第1段階選抜を通過するためには文科一類と理科三類では70%でよいこともありますが、1つの目安としては80%以上となります。とはいっても、この点数は「最低でも」という位置付けです。最終的に合格するためには2021年度からの大学入学共通テストも軽視せず、1点でも多く得点することが必須条件となります。【図表①⑤参照】

【図表1】20年度前期日程志願者数等
【図表5】第1段階選抜の合格最低得点率の推移