学校推薦型選抜

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Y-SAPIXでは東京大学総長の藤井輝夫先生に特別インタビューを行いました。Y-SAPIX公式noteで、その貴重なインタビューの内容を公開しています。東大総長から中高生に向けたメッセージをぜひご一読ください!

「2024東大入試状況」一覧

東大の学校推薦型選抜の特徴

東大では2016年度入試から、一般入試後期日程の募集人員100人を振り替える形で学校推薦型選抜が始まりました。選抜の特徴としては以下の点が挙げられます。

  • 募集枠は法、経済、文、教育、教養、工、理、農、薬、医の学部ごと
    医学部はさらに医、健康総合科の学科ごと
  • 学校長が推薦できる人数は4人まで
    ただし男女は各3人まで
  • 同一学部・学科への推薦は、男女各1人まで
  • 合否判定は、提出書類・資料、面接等、および大学入学共通テストの成績を、募集単位ごとの基準で総合的に評価して行う
  • 大学入学共通テストは、概ね8割以上の得点であることを目安とする
  • 入学後、志望学部が指定する科類に分かれ、一般選抜の学生とともに教養学部に所属して前期課程(1、2年)の学習を行う
※【2025年度入試~】
既卒者の出願は卒業後1年まで(1浪生まで)に変更(現在は制限無し)

今年度は新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行となり、募集要項からも新型コロナウイルスに関する記述が削除されました。ただしコロナ禍と同様に感染症対策には取り組み、出願手続きをオンラインで対応、面接等試験は対面形式で実施という点も継続されています。

志願者・合格者ともに昨年度から微増、合格率は35%前後で推移

今年度の志願者数は256人と昨年度から+3人の微増で、過去最多の2021年度(267人)に次ぐ数となりました。2021年度に1校の推薦可能人数が2人→4人に増えてから、志願者は200人を超える結果が続いています。

学部・学科別にみると、教養学部・農学部などが数を減らす一方で、法学部・経済学部・工学部などが増加しました。法学部や経済学部は昨年度大きく減少したため、指数の増加が大きくなっています。また工学部は、他の学部・学科が増減を繰り返すような状況の中、2018年度以降、志願者が増加の一途をたどっています。

2024年度 東京大学 学校推薦型選抜実施状況

第1次選考合格者は174人と昨年度より減少したものの、最終合格者は91人と昨年度から+3人、志願者と同様に過去最多である2021年度に次ぐ結果でした。合格率(最終合格者/志願者)はやや上昇し35.5%、出願要件が変更された2021年度以降は35%前後で推移しています。

東京大学 学校推薦型選抜 志願者・合格者・合格率

今年度募集人員を満たしたのは、11学部・学科のうち4学部・学科でした。法学部が3年振りに募集人員を超える合格者を出しましたが、医学部医学科では6年ぶりに募集人員を下回りました。2021年度を除けば、募集人員を満たしているのは2~4学部・学科となっています。合格者が募集人員に満たなかった学部・学科は、各学部が対応する科類の一般選抜募集人員に繰り入れられます。

東京大学 学校推薦型選抜 学部・学科別最終合格者

関東以外の志願者割合は6年連続低下、合格者は初めて5割を下回る

志願者を出身校所在地別に見てみると、一般選抜では例年関東以外が40%前後であるのに対し、学校推薦型選抜は関東以外が50%を超えており、多様な地域から受験に臨んでいることがうかがえます。

しかし今年度、関東以外の志願者割合は51.2%で、ほぼ6割であった2018年度から6年連続低下となりました。一方で東京の志願者割合は29.3%と、昨年度から過去最高を更新しています。志願者の数でも関東以外は横ばいであるのに対し、東京は2年連続で増加、地元の志願者が増えてきている形です。

さらに合格者割合では、東京の割合は昨年度から大きく上昇して4割に近い37.4%を記録した一方、関東以外の割合は初めて5割を下回る45.1%でした。昨年度、一般選抜での関東以外の合格者割合が42.4%だったことと比較すると、今年度は一般選抜と大差ない程度になったといえるような状況です。

東京大学 学校推薦型選抜 出身校所在地別割合

合格率でも東京優位の様相が続いています。昨年度から東京が上昇し関東以外が低下したことで、その差は拡大しました。関東以外の合格率は31.3%と過去最低を記録し、今年度は特に苦戦がうかがえる結果でした。

東京大学 学校推薦型選抜 出身校所在地別合格率

女子の志願者・合格者割合は過去最高に

志願者の女子割合は、2019年度から低下傾向だったところ昨年度に上昇に転じ、今年度はさらに上昇、46.1%と過去最高でした。女子志願者数としても118人で過去最多です。一般選抜の女子割合が20%程度であることと比較すると、高い割合を維持し続けています。

合格者の女子割合も昨年度まで2年連続で低下していましたが、今年度は上昇に転じ46.2%、こちらも過去最高となりました。女子合格者数としては42人で2021年度と並んで最多です。

東京大学 学校推薦型選抜 男女別割合

また、昨年度は女子の合格率が低く、女子受験生の苦戦がうかがえましたが、今年度の合格率は男子が35.5%、女子が35.6%とこれまでで最も差が小さく、差がほとんどないという結果でした。

東京大学 学校推薦型選抜 男女別合格率
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