2022東大入試状況「学校推薦型選抜」

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第1段階選抜平均点・最低点

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東大の学校推薦型選抜の特徴

東大では、2016年度入試から、それまで実施されていた一般入試後期日程の募集人員100人を振り替える形で学校推薦型選抜がスタートしました。選抜の特徴としては以下の点が挙げられます。

  • 募集枠は法、経済、文、教育、教養、工、理、農、薬、医の学部ごと、医学部はさらに医、健康総合科の学科ごと
  • 学校長が推薦できる人数は4人まで、ただし男女は各3人まで
  • 同一学部・学科への推薦は、男女各1人まで
  • 合否判定は、提出書類・資料、面接等、および大学入学共通テストの成績を、募集単位ごとの基準で総合的に評価して行う
  • 大学入学共通テストは、概ね8割以上の得点であることを目安とする
  • 入学後、志望学部が指定する科類に分かれ、一般選抜の学生とともに教養学部に所属して前期課程(1、2年)の学習を行う

志願者・合格者ともに昨年度からやや減少。合格率は上昇

昨年度に引き続きコロナ禍の中での実施となった2022年度入試は、昨年度と同様に推薦要件は柔軟に判断し、出願手続きをオンラインで対応、面接等試験は対面形式で実施されました。

昨年度は主に1校からの推薦可能人数が増加したことが影響し、志願者数が267人と過去最多でしたが、今年度はやや減少し240人となりました。コロナ禍以前の課外活動等の成果を提出できた昨年度の受験生と比較して、今年度は長く続くコロナ禍で課外活動等が制限され、出願を諦める受験生が多くなった結果、減少につながったのかもしれません。

2022年度学校推薦型選抜実施状況​

第1次選考合格者は178人と昨年度より増加しましたが、最終合格者は88人とこちらも昨年度からやや減少しています。ただし志願者の減少幅が大きかったため、合格率(最終合格者÷志願者)は最低値を記録した昨年度からやや上昇し36.7%となりました。

学校推薦型選抜 志願者・合格者・合格率推移

また昨年度は、11学部・学科のうち8学部・学科が募集人員を満たす合格者を出しましたが、今年度は4学部・学科にとどまり、2020年度までの水準と同程度の結果となりました。昨年度初めて募集人員を満たした経済学部、文学部、医学部健康総合科学科も再び定員割れとなっています。合格者が募集人員に満たなかった学部・学科は、各学部が対応する科類の一般選抜募集人員に繰り入れられます。

学校推薦型選抜 学部・学科別最終合格者数

関東以外の出身地割合は低下傾向。東京優位が続く

志願者・合格者数を出身校所在地別に見てみると、一般選抜では関東以外が40%前後であるのに対し、学校推薦型選抜は例年50%を超えています。

しかし、関東以外の志願者割合はほぼ6割であった2018年度から4年連続で低下、合格者割合も同様に低下し今年度は導入以来最低値(52.3%)となりました。コロナ禍で移動を避ける志向が影響していることも考えられます。

学校推薦型選抜 出身校所在地別志願者・合格者比率

また合格率をみても、東京が43.6%であるのに対し関東以外は35.1%で昨年度よりも差が開いており、東京優位の様相が続いています。

学校推薦型選抜 出身校所在地別合格率

合格者の女子割合上昇傾向はストップしたが、合格率は3年連続男子を上回る

志願者・合格者の女子割合はともに昨年度から低下し、今年度の合格者の女子割合は43.2%となりました。合格者の女子割合は学校推薦型選抜開始初年度から2021年度まで上昇を続けていましたが、今年度は低下に転じ上昇傾向は落ち着きをみせた形です。

学校推薦型選抜 男女別志願者・合格者比率

ただし、今年度も2021・2020年度に次ぐ高い割合であり、一般選抜の女子比率が20%弱にとどまっていることと比較すると、多様化の促進に寄与している状況です。

また、女子の合格率は3年連続で男子を上回りました。2021・2020年度と比べると男女差は縮まりましたが、優秀な女子受験生が多く志願する状況が続いているとみられます。

学校推薦型選抜 男女別合格率