志願者数・志願倍率

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2017年度の志願者数

2017年度の志願者数は、前期日程の合計では2016年度よりも256名、率にすると2.8%の増加で、直近の5年間では最多の志願者数となりました。ただし、後期の募集が全科類(理科三類を除く)の一括募集となった2008年度以降の10年間でみると、2012年度までの前半5年間は前期の合計で概ね9,800人から10,000人の範囲で推移していましたが、2013年度以降の後半5年間は9,300人から9,500人程度の志願者数にとどまっています。

理由としては、受験人口総数の減少や、難関大学を敬遠する安全志向などが考えられます。安全志向については次の項目でも述べますが、第1段階選抜の不合格を回避するために東大以外の他大学に出願している傾向や、地方からの受験生減少の影響もうかがえます。

2008年度と2017年度で、文科合計の志願者と理科合計の志願者を比較すると、文科の合計はこの9年間で8.2%の減少に対し、理科の合計は3.4%の減少にとどまっています。東大前期の志願者数が以前よりも少なめの水準にあるのは、主に文科での減少が要因です。

2016年度からは後期の募集は廃止され、代わって推薦入試が開始となりました。推薦入試の志願者数は、募集人員100人程度に対し2回とも合計で173名、倍率も2倍を切る状況です。【図表①参照】

【図表1】志願者数の推移