「2017東大入試状況」一覧
合格者の現役生・浪人生の割合
合格者の現役生・浪人生の割合をみてみましょう。全科類の合計では、2008年度以降は大幅な変動はなく、現役:浪人の比率は概ね2:1となっています。【図表⑦参照】
ただし、科類別でみると、現・浪の割合には特徴があります。最難関の理科三類では前回と同様に現役生の割合が高くなっています。2017年度のデータでみると、前期日程の合計では現役生の割合は66.6%ですが、理科三類は77.6%が現役生で、前期合計での現役割合を大きく上回っています。
ただし、志願者の段階から現役割合が高いということではありません。理科三類の志願者中の現役生は35.3%となっており、志願者よりも合格者において現役生の割合が高くなっていることがわかります。また文科については、前回の2016年度で現役割合が最も高かったのは文科一類でしたが、今回は浪人生が増えています。前回の現役割合は74.8%でしたが、今回の2017年度は68.2%に低下しました。2017年度の文科で現役割合が最も高かったのは文科二類の71.3%でした。【図表⑧参照】