一般選抜 出身地別割合

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関東出身の志願者数は過去10年で最多。合格率では近畿が優勢を維持

東京大学 一般選抜 出身校所在地別入試状況

一般選抜の結果を出身校所在地別に見ると、志願者数・合格者数ともに「東京」が最多です。ただし、過去10年の中では2018年度や2019年度と比べるとやや少なくなっています。

一方、増加がうかがえるのが「関東(除東京)」と「近畿」です。特に「関東(除東京)」は今年度志願者・合格者が増加し、過去10年で最多となりました。「近畿」も2021年度以降、4年連続で1,000人以上の志願者が集まっています。

東京大学 一般選抜 出身校所在地別志願者・合格者(関東・近畿)

志願者の所在地別割合は、例年「東京」が3分の1強を占め、次いで「関東(除東京)」が約4分の1、続いて「近畿」が約1割、さらに「中部」「九州・沖縄」と続きます。

2019年度以降、関東全域(1都6県)で志願者全体の6割以上を占める結果が続いており、今年度は近年やや低下していた「東京」、上昇傾向が続く「関東(除東京)」どちらも上昇したことで、過去10年で最も高い61.7%となりました。

合格者の所在地別割合も志願者と同様に「東京」>「関東(除東京)」>「近畿」という序列です。今年度は「関東(除東京)」が過去20年で最高値だった昨年度をさらに上回り、「東京」を含めた関東全域も57.6%→59.0%に上昇しています。ただし、一昨年度(60.3%)のように関東全域で6割を超えることはありませんでした。

また、「近畿」は志願者に比べて合格者の割合が高い一方で、「関東(除東京)」は合格者の割合が低いという状況が続いています。

東京大学 一般選抜 志願者・合格者出身校所在地別割合

出身校所在地別に合格率(合格者数/志願者数)を見ると、例年全地域で合格率が最も高いのが「近畿」です。今年度も全地域で唯一40%を超える合格率でした。「近畿」は地元に数多くの有力大学がある中で、東大に挑戦するのは学力上位層でも最上位に限定され、結果的に合格率が高くなっているという状況があるのかもしれません。

また、「近畿」に次ぐ志願者が集まっている「中部」も、全国平均を上回る合格率であることが多くなっています。一昨年度こそ30%を切るまで下回りましたが、今年度も全地域で2番目に高い結果でした。

一方、「関東(除東京)」は、過去10年常に全国平均を下回る合格率です。地元の有力大学が比較的少ないことから学力上位層の多くが東大にチャレンジし、志願者数や合格者数は増えているものの、合格率としてはやや低めの結果にとどまっているとも考えられます。

志願者が最も多い「東京」は、概ね全国平均をやや上回る程度で推移していましたが、共通テストが開始された2021年度以降でみると一昨年度以外は全国平均を下回っており、以前と比べて苦戦の状況がうかがえます。

東京大学 一般選抜(前期日程)出身校所在地別合格率