一般選抜 出身地別割合

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昨年から近畿の志願者が増加、再び半数以上の入学者が近畿出身者に

京都大学一般選抜における志願者の出身地別割合は、例年地元近畿が最も高く、50%弱を占めています。昨年度、近畿の割合は-2.8%と低下し、2009年度以降で最も低い数値となりましたが、今年度は志願者最多の大阪(1,247人)や兵庫(724人)、京都(695人)を中心に近畿の志願者が増加し、割合は+0.8%とやや上昇しました。ただし、上昇はしたものの、昨年度に次いで低い割合となっています。

近年上昇傾向がみられる関東の割合は、2009年度以降の最高値を更新した昨年度からはわずかに低下しました。それでも過去2番目に高い結果です。関東で最多の志願者数を占める東京は、昨年度に3年連続の減少から増加に転じましたが、再び減少しました。

京都大学 一般選抜(前期日程) 出身地別志願状況

入学者の割合も概ね志願者と同様の比率となっています。今年度の近畿の割合は50.6%と再び50%を上回り、入学者の半数以上が地元近畿出身者という結果になりました。入学者最多の大阪は昨年から減少しましたが、大阪に次ぐ兵庫や京都は増加しています。京都出身の入学者は、過去5年では最も多くなりました。

また、志願者の割合が関東>中部であるのに対し、入学者の割合では中部>関東となっているため、中部から力のある受験生が多く挑んできていることがうかがえます。

京都大学 一般選抜(前期日程) 出身地別入学状況

総合人間学部は近畿以外も多い一方で、地元が多数を占める医学部医学科

出身地別の入学状況を学部別に見てみると、学部によって出身地の割合は異なっており、例年近畿の割合が低い傾向がみられるのが、総合人間学部や文学部です。今年度は、総合人間学部では近畿が34.7%、次いで関東が28.0%、文学部では近畿が41.5%、次いで関東が25.0%で、他学部と比べて近畿出身者が少なく、関東出身者が多いことがわかります。

一方、例年近畿の割合が高い傾向にあるのが、医学部医学科です。今年度は78.7%と圧倒的に近畿の割合が高く、入学者の8割近くが近畿出身者で、過去10年では最も高い割合という結果になりました。工学部も近畿が54.1%と、他学部・学科と比べるとやや高めになっています。

2023年度 京都大学 一般選抜 学部・出身地別入学状況

学部別に志願者における近畿出身者の割合もみてみると、入学者と同様、総合人間学部が低く、医学部医学科が高くなっています。

総合人間学部は、他大学では同様の学部が一般的に設置されているわけではないことなどから、地元以外の地域出身者にとっては魅力的に見えるのかもしれません。

一方で医学部医学科は、全国に医学部を有する大学が存在するため、一定の地域的すみわけが成立しているとも考えられそうです。また、志願者の割合よりも入学者の割合が非常に高くなっていることから、特に医学部医学科では近畿出身の力のある受験生が集まっていることがうかがえます。

2023年度 京都大学 一般選抜 近畿地区志願者割合

地元近畿は合格率でも優勢、関東は苦戦がうかがえるが東京の合格率は上昇傾向

出身地別の合格率(入学者数÷志願者数 ※出身地別の合格者数は非公表)では、近畿・中部が高い傾向です。志願者数で半数近くを占める近畿ですが、その中でも地元の高学力層が数多く京大に挑戦していることがうかがえます。

また、過去3年では最も合格率が高かった中国・四国は、今年度は低下し、近畿・中部に次ぐ形となりました。

京都大学 一般選抜(前期日程) 出身地別合格率

一方、志願者が2番目に多い関東は他地域と比較すると合格率が低く、受験生が苦戦しているとみられます。今年は、比較的志願者が多い千葉・埼玉の合格率が、昨年から大きく低下しました。学力最上位層は東大を目指し、それに次ぐ層が京大にチャレンジするという図式になっていることで、合格率が低めであるとも考えられます。

ただし、関東の中で最多の志願者である東京の合格率は上昇傾向で、受験者層にやや変化が生じているとみることもできます。また、今年の場合、2年後に新課程入試への変更を控える中で、安全志向で東大から京大に志望変更した受験生もいたのではないかと考えられ、それが合格率にも影響したのかもしれません。

京都大学 一般選抜(前期日程) 関東地区合格率