一般選抜 出身地別割合

「2023東大入試状況」一覧

東京以外の関東出身合格者は過去20年で最多、一方で東京出身者はやや苦戦

一般選抜の結果を出身校所在地別に見ると、志願者数・合格者数ともに「東京」が最多ですが、近年増加がみられるのが「関東(除東京)」と「近畿」です。

今年度の「関東(除東京)」の志願者[2,432人]は10年前と比べて235人増加し、合格者[717人]は過去20年で最多でした。「近畿」は、合格者数は以前からあまり変化はありませんが、志願者は一昨年度に1,000人を超えて以降、3年連続で1,000人以上の志願者が集まっています。

東京大学 一般選抜 出身校所在地別入試状況

一般選抜志願者の出身校所在地別占有率は、例年「東京」が最も高く3分の1強を占めています。次に「関東(除東京)」が約4分の1、続いて「近畿」が約1割、さらに「中部」「九州・沖縄」と続きます。2019年度以降は、関東全域(1都6県)で志願者全体の6割以上を占める結果が続いています。

しかし近年、「東京」の占有率はやや低下傾向で、今年度は過去10年で最も低い割合でした。一方、「関東(除東京)」「近畿」は10年前と比べると、「関東(除東京)」23.3%→26.1%、「近畿」9.8%→10.8%と、占有率がやや上昇しています。

合格者の占有率も志願者と近い傾向で、「東京>関東(除東京)>近畿」と同様の序列です。昨年度は過去20年で初めて合格者の6割以上が首都圏(1都6県)出身者となりましたが、今年度は「関東(除東京)」の占有率が過去20年で最高だった一方、「東京」の占有率が37.2%→33.6%と大きく減少した結果、関東全域としては減少に転じました。とはいえその割合は57.6%と、首都圏出身者が6割近くを占めています。

また、「近畿」は志願者に比べて合格者の占有率が高い一方で、「関東(除東京)」は合格者の占有率が低いという状況が続いています。「東京」は、昨年度は合格者の占有率が志願者をやや上回りましたが、今年度は一昨年度と同様、再び合格者の占有率が志願者を下回りました。

東京大学 一般選抜 志願者・合格者出身校所在地別割合

出身校所在地別に合格率(合格者数/志願者数)を見ると、例年全地域で合格率が最も高いのが「近畿」です。昨年度は低下しましたが今年度は再び上昇に転じ、唯一40%を超える合格率でした。「近畿」は地元に数多くの有力大学がある中で、東大に挑戦するのは学力上位層でも最上位に限定され、結果的に合格率が高くなっているという状況があるのかもしれません。

また、「近畿」に次ぐ志願者数である「中部」も全国平均を上回る合格率であることが多く、昨年度は30%を切るまで下回りましたが、今年度は再び大きく上昇しています。

一方、「関東(除東京)」は過去10年、常に全国平均を下回っています。地元の有力大学が比較的少ないことから学力上位層の多くが東大にチャレンジし、やや低めの結果にとどまっているとも考えられます。

志願者が最も多い「東京」は、概ね全国平均をやや上回る程度で推移していますが、一昨年度と今年度は全国平均を下回っており、昨年度よりはやや苦戦していることがうかがえます。

東京大学 一般選抜(前期日程) 出身校所在地別合格率
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