2021京大一般選抜入試結果「現浪割合」

「2021京大一般選抜 入試結果」一覧
1. 最終合格者最低点 2. 現浪割合 3. 出身地別割合 4. 女子割合

志願者の現役割合は後期日程廃止以降最高の66.9%

2021年度京大一般選抜前期日程の現役生志願者数は昨年度よりやや減少しましたが、浪人生等の減少がそれを上回り、現役生の割合はすべての学部・学科で後期日程入試が廃止された2009年度以降最も高い66.9%となりました。逆に浪人生等の志願者数は2,332人となり最低値を更新しています。今年度の共通テスト導入や各大学の入試改革を敬遠して、浪人生全体の数が大きく減っていたことが影響していると考えられます。入学者の現役割合も64.7%で志願者と同様2009年度以降最も高くなっていますが、志願者の66.9%よりは低く、過去10年に遡ってみても入学者の現役割合は志願者よりもやや低い状況が続いています。

一般選抜(前期) 現役・浪人生数の推移​

現浪別の合格率(入学者数÷志願者数 ※現浪別の合格者数は非公表)をみても、浪人生等の合格率が現役生よりもやや高い傾向が続いていることがわかります。2016年度は現役生と浪人生等の合格率にやや開きが生じたものの、近年は全体の志願者が減少していることもあり、2021年度は現役生・浪人生等ともに2009年度以降最高値となるなど合格率が上昇傾向です。しかし、その差に大きな変動はなく浪人生等がやや優位の入試状況が続いています。

一般選抜(前期) 現浪別合格率推移​

浪人生が優勢の中、現役生が強い薬学部と医学部医学科

2021年度の学部・学科別現役割合を見ると、志願者・入学者ともに比較的割合が高いのは教育学部と薬学部、低いのは文学部です。薬学部は入学者の現役生割合が87.3%と圧倒的に現役生が多数を占める結果となりました。文学部は入学者の現役割合が唯一60%を下回っています。

2021年度 一般選抜(前期) 現浪別入試状況​​

過去5年の志願者・入学者の現役割合の推移では、教育学部は募集人員が少なく年度による変動が大きくなっている一方、薬学部が比較的高く、文学部は比較的低いという状況が続いています。薬学部は特に入学者の現役生割合が上昇傾向で現役生優位の様相ですが、逆に文学部は、2021年度はやや上昇したものの入学者の現役割合は近年下降傾向にあり、他学部と比較するとやや浪人生等優位の傾向にあると言えます。また医学部人間健康科学科も、後期日程が廃止された2009年度から数年間は入学者の現役割合が理系学部の中でも最も高いことが多かったのですが、直近の3年は理系学部の中でも最も低く浪人生等の割合が高い状況です。

一般選抜(前期) 現役割合推移[文系学部]​
一般選抜(前期) 現役割合推移[理系学部]​​​

各学部・学科の現浪別合格率をみても、志願者の現役割合が高い薬学部は現役生の合格率も高く、現役割合が低い文学部や医学部人間健康科学科は浪人生等の合格率が高くなっています。その他の学部・学科では、概ね浪人生等が現役生の合格率をやや上回るという状況ですが、医学部医学科は現役生が浪人生等の合格率を上回っています。医学部医学科は、志願者の浪人生等割合が他学部より比較的高いこともあり入学者の現役割合は特別高いわけではありませんが、後期日程が廃止された2007年度以降常に現役生の合格率が浪人生等を上回っており、特に現役生に力のある志願者が多いことがうかがえます。一方、農学部は浪人生等の合格率が昨年度・今年度ともに50%を超えており、他学部に比べ志願者の現役生割合は比較的高いものの、合格を勝ち取る力がある受験生は相対的に浪人生に多いと言えそうです。

一般選抜(前期) 学部学科現浪別合格率​​​