一般選抜 出身校所在地別状況

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一般選抜の出身校所在地別入試状況

一般選抜において出身校所在地別に志願者占有率を見てみると、例年東京が最も多く3分の1強を占め、次に関東(除東京)が約4分の1、続いて近畿が約1割、以下中部、九州・沖縄と続きます。近年の数値を見てみると、東京はやや低下、関東(除東京)、近畿は上昇、その他は低下という傾向です。

同じく合格者占有率を見ると、年度によってアップダウンにばらつきはあるものの、概ね志願者占有率に近い傾向ですが、近年は関東(除東京)では志願者占有率よりも低く、近畿では高いという状況が続いています。東京は昨年度までは志願者占有率より高い状況が続いていましたが、今年度は下回る結果となりました。

【資料1】一般選抜 出身校所在地別志願者・合格者比率​​

直近3年間の合格率(合格者数/志願者数)を見てみると、3年とも全国平均を上回っているのは中部と近畿のみで、特に近畿は3年とも全地域区分の中で最も高い合格率となっています。近畿、中部には国公私立で有力大学も多く東大以外の選択肢が多様であるため、東大に挑戦するのは学力最上位層のみに限定された結果、合格率が高くなっているという状況があるのかもしれません。

一方、3年とも全国平均を下回っているのは東北と関東(除東京)。地域に有力大学が比較的少ないために多くの学力上位層が東大にチャレンジする結果、平均よりやや低めの合格率になっているとも考えられます。北海道、四国は東大志願者の絶対数が少ないため、年度によって合格率の変動が大きくなっています。

【資料2】一般選抜 出身校所在地別入試状況​​​
【資料3】一般選抜 合格者の出身校所在地別合格率​(合格者数/志願者数)​