2021東大入試状況「一般選抜 出身校所在地・男女別状況」

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出身校所在地・男女別状況

一般選抜の出身校所在地別入試状況

一般選抜において出身校所在地別に志願者占有率を見てみると、例年東京が最も多く3分の1強を占め、次に関東(除東京)が約4分の1、続いて近畿が約1割、以下中部、九州・沖縄と続きます。近年の数値を見てみると、東京はやや低下、関東(除東京)、近畿は上昇、その他は低下という傾向です。

同じく合格者占有率を見ると、年度によってアップダウンにばらつきはあるものの、概ね志願者占有率に近い傾向ですが、近年は関東(除東京)では志願者占有率よりも低く、近畿では高いという状況が続いています。東京は昨年度までは志願者占有率より高い状況が続いていましたが、今年度は下回る結果となりました。

【資料1】一般選抜 出身校所在地別志願者・合格者比率​​

直近3年間の合格率(合格者数/志願者数)を見てみると、3年とも全国平均を上回っているのは中部と近畿のみで、特に近畿は3年とも全地域区分の中で最も高い合格率となっています。近畿、中部には国公私立で有力大学も多く東大以外の選択肢が多様であるため、東大に挑戦するのは学力最上位層のみに限定された結果、合格率が高くなっているという状況があるのかもしれません。

一方、3年とも全国平均を下回っているのは東北と関東(除東京)。地域に有力大学が比較的少ないために多くの学力上位層が東大にチャレンジする結果、平均よりやや低めの合格率になっているとも考えられます。北海道、四国は東大志願者の絶対数が少ないため、年度によって合格率の変動が大きくなっています。

【資料2】一般選抜 出身校所在地別入試状況​​​
【資料3】一般選抜 合格者の出身校所在地別合格率​(合格者数/志願者数)​

一般選抜の男女別入試状況

志願者の女子占有率は、データが公表されている2019年度以降ではわずかに低下しているものの3年連続で20%を超えていますが、2021年度の結果を見ると、文科平均が27.0%であるのに対し理科平均は15.8%と文理で大きな開きがあります。最高は文三の36.2%、最低は理一の10.4%と、科類によっても大きく異なっています。

合格者の女子占有率はアップダウンを繰り返しながらも直近は2年連続で上昇し、2021年度は一般選抜で初めて20%に達しました(厳密には19.98%)。概ね志願者の占有率に近い数値ですが、文三や理三など差がある科類も見られます。

2021年度は全体の合格率は男女ほぼ同率で大きな差はなく、文科は女子、理科は男子の合格率が高くなりました。ただし、文科では文一で男子が、理科では理二で女子が上回っています。また、文三と理三では他の科類に比べて男女の合格率の差が大きいなど、科類によって状況が異なっています。

【資料4】2021年度 一般選抜 男女別入試状況​​
【資料5】一般選抜 男女別志願者数・合格者数比率​

過去10年の科類別合格者女子占有率を見てみると、序列は文科が文三>文一>文二、理科が理二>理三>理一で一定していますが、女子占有率が相対的に低い文二、理一には上昇傾向がみられます。特に理一は、2020年度には過去10年で初めて女子占有率が10%に達するなど、近年優秀な女子が徐々に理工系にも進出していることがうかがえる状況です。

【資料6】一般選抜 女子占有率推移[合格者]​​

志願者数における女子占有率が公表された2019年度以降の3年間で男女別の合格率を比較すると、男子が横ばいである一方、女子は2年連続で大幅な上昇を見せ、今年度は拮抗しています。前述の科類別合格者状況等も合わせて見てみると、優秀な女子が文理を問わず積極的に東大入試に臨んでいる状況と言えそうです。

【資料7】一般選抜 合格率推移​