「地域枠」増員・運用厳格化の山口大、徳島大
山口大や徳島大では地域枠の増員等を行います。山口大は後期日程10人の中で地域枠を新たに設けます(3人以内)。また、推薦入試での地域枠を7人増員します。このことにより、前期日程と推薦入試全国枠が減員されます。徳島大では推薦入試で地域枠合格者(17人)を一般枠より優先して決める方式に変更します。
医学部の定員は2008年度から医師確保が必要な地域を中心に地域枠などで定員増がなされてきました。しかし地域における医師不足の問題は依然解決されておらず、深刻な地域にある大学の地域枠の学生確保が求められています。ただ、地域枠が埋まらずその定員を一般枠に振り替える大学もあり、運用の厳格化も必要とされています。なお、医学部の臨時定員増は2019年度が期限でしたが、2020~2021年度は現状の定員を超えない範囲で暫定的に維持されることになっています。(Y)