大阪大学「世界適塾入試」230人の志願者増も、志願倍率1倍未満が3学部
大阪大では、募集人員309人で志願者数は562人、倍率は1.8倍となりました。前年度は志願者ゼロのところがあり、法学部法学科、医学部保健学科(3専攻)、外国語学部(20専攻)では募集が機能しませんでした。2018年度は、法学部、保健学科3専攻には志願者が集まりましたが、外国語学部は依然13専攻が志願者0人となっています。外国語学部は、出願要件が緩和されましたが、スワヒリ語ほか高校生に馴染みの薄い語学専攻には、なかなか確固たる志望理由を書ける者がいなかったのでしょう。専攻間で志願者数に偏りがあり、学部全体の倍率は0.7倍と低くなりました。その他、経済学部(0.8倍)、工学部(0.9倍)でも志願者数は学部募集人員を下回る結果となりました。
基礎工学部の推薦人員枠は、1学科につき3名まで可能で、提出書類も少ないこともあり全学科で志願者が増えました。前年より増えた学部・学科の多くは、出願要件のハードルが低いところとなっています。
なお、世界適塾入試の募集人員は段階的に増員される計画であり、2019年度は354人としています(以降は同様の予定)。