先輩インストラクターに聞く「春の学習の進め方」

春は環境も変わり、気持ちを新たにしている人も多いのではないでしょうか。一方で、受験に向けてどのように学習に取り組めばよいか悩むこともあるかもしれません。今回は、Y-SAPIXの京大生インストラクターに、高校時代の春の学習について聞きました。先輩の体験を参考に、今後の学習について計画を立ててみてはいかがでしょうか。

工学部4回生 石本晋太郎さん(広島学院高校 出身)

1. 高3の春頃は、受験に対してどのような意識を持っていましたか。
高3の夏前に最後の大会があったため、それまでは部活に集中したいと考えていました。周りの人たちが受験モードに切り替わっていく中で、相対的に成績は落ち込んでいき、焦りを感じました。模試の結果もかなり悪かったですが、今は部活へ注いでいるパワーを一気に勉強に向けてやろうと意気込んでもいました。
2. 部活にも精一杯取り組んでいたのですね。特に現役生は部活や学校行事など、勉強以外にも忙しい人が多いと思います。そんな中で、学習面ではどのようなことに気を付けていたのでしょうか。
英数国の基本を完成させることを念頭に置いていました。今後、理社に時間をとられることが想定されていたためです。本格的に受験勉強にシフトするにあたって、理社は基本から始めなくてはならなくなるので、英数国はすぐに入試レベルの問題に取り組めるように、早めに基礎を固めておこうと思っていました。
3.この時期にしておいてよかったことや、しておけばよかったと思うことなどはありますか。

まず、先ほど言ったように基礎を固めておいたことは良かったです。英語は単語と文法、数学は全範囲の基本問題を徹底的にやりこみました。

次に、特に良かったことは添削を早くから受け始めたことです。秋頃になると学校や塾の添削は込み合ってしまいますが、春先であればどんどん自分の解答を直してもらうことができます。結果、その後ひとりで演習するときでも得点になる解答作成を意識できていたことが合格につながったと思います。

また、やっておくべきであったことは模試を受けておくこと、そしてその復習をすることです。当時の私は悪い結果を突きつけられるのが嫌で、模試をほとんど受けないようにしていました。また、受験した模試の結果を見るのもためらわれ、復習をサボっていました。しかし、秋模試の時期になって自分が模試独特のプレッシャーやケアレスミスで実力を出せないことがわかりました。もっと早い時期から試験場での自分を分析しておけばよかったと後悔しました。

4. 受験学年以外の春の学習について、何かアドバイスはありますか。
まずは部活でも趣味でも今しかできないことをやってください。友達と思いっきり遊ぶことも大事です。勉強については広く浅く基本の復習をしておくことをおすすめします。次の学期のスタートも良くなりますし、受験期に全く覚えのない厄介な範囲が出てくることもなくなります。
5. 高校時代は部活に明け暮れていたようですが、大学生の春休みはどうでしょうか。
大学生になっても春休みは部活漬けです。また、大学生の春休みは高校生よりも更に自由なので、自分の好きなことに使える時間が多いですね。
6. 京都大学を目指す皆さんにメッセージをお願いします。
京都大学の自由で創造的な文化の中で過ごす大学生活はかけがえのないものです。皆さんの合格をお待ちしています。

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