現役京大生インタビュー総合人間学部2年 K.C.さん

現役京大生 総合人間学部2年 K.C.さんに、京大を目指したきっかけや大学での学びなどさまざまなお話をお伺いしました。

大学で学んでいること

総合人間学部では必修科目が多くないため、好きな授業が比較的取りやすくなっています。私が主に関心を寄せている脳科学、神経科学はもちろんのこと、数学、文学、哲学、物理学、心理学、プログラミング、統計学などさまざまな分野を学んでいます。その中で興味のある分野については、自分で本を探して読んでみるなどして知識を深めています。

印象的だった授業のひとつが「地球科学実験」という授業です。フィールドワークとして大文字山に登って岩石を見たり、宝ヶ池に行って地層を見たりしたのですが、実際に自分の目で見て学ぶのは単に座学で学ぶのとはまた違った楽しさがありました。その他にゼミ形式の授業も受けましたが、参考文献などを読みこんで発表資料を作成するというのは今までにない経験で刺激的でした。

また、海外の日本語学習者と日本の英語学習者がオンラインで会話するプログラムにも参加しました。英語を話せるようになりたくて、海外の方と話す機会を得ようと参加しましたが、実際に会話するのは大変楽しく、英語の学習意欲が高まりました。

大学受験・大学生活Q&A

Q.京大を目指したきっかけは?
現役の時は別の大学を目指していましたが、浪人したことをきっかけにより高いレベルの大学を目指そうと思い、京大を目指すことにしました。化学を学びたかったので当初は理学部の受験を検討していましたが、女子が少ないため断念し、女子が比較的多く化学の分野を学べる学部を考えた結果、最初は農学部を目指そうと考えていました。
Q.現在の学部を選んだ理由は?
日頃友人と会話する中で、人間の言動を定める「根本的なもの」に関心を持つようになりました。また、昔からいじめがなくならないのは人間の本能に何か関係があるのではとも思っていました。それを裏付ける脳科学者の本を読んだことをきっかけに、脳科学に興味を持ち、認知系の脳科学が学べる総合人間学部を志望するようになりました。
Q.勉強以外の大学生活は?
合唱団と喫茶研究会に所属しています。合唱は大学から始めたのですが団内は穏やかなメンバーばかりで、楽しく活動しています。喫茶研究会では京都のカフェを巡ったり、紅茶の飲み比べ会をしたりしています。アルバイトも3つ掛け持ちしており平日は忙しく、休日はのんびりしてしまいがちなので、課題などは授業の合間に片付けています。
Q.将来就きたい仕事や今後の目標は?
卒業してからは、できれば海外の大学院に進学し、脳科学について研究したいと思っています。その後は、大学に残って研究の道を歩んでいくか、企業に就職するか迷っているところです。また、公認心理師の資格を取得するべく、資格取得に必要な授業も受けています。大学で脳科学の研究をしながら、副業として心理師として仕事ができたら理想的ですね。
受験生へのメッセージ
勉強にはいろいろな方法があると思いますが、自分に合った方法を早く見つけてください。自分ひとりで完結せず、信頼できる先生の指導に従って勉強に取り組むと良いと思います。また、興味のある分野はどんどん深めてみることも大事だと思います。そういった経験は大学受験だけでなく、大学に入った後も生きてくるので、日頃から積極的に学ぶ姿勢を大切にしてください。

京都大学のここが良い!

京大は自由な雰囲気があり、さまざまな人や物事を受け入れる空気感があります。京大にいる人達は視野が広く考えも柔軟で、どんなことでもおおらかに受け止めてくれる人が多いため、大学内は非常に居心地が良いです。一方で自分の意見をしっかり持っている人も多く、議論を交わす場面が日常でしばしば見られるのも京大の面白さのひとつだと思います。

1日のスケジュール例

K.C.さん1日のスケジュール例

※2022年4月時点のインタビューです。