第1部 東大の教育システム(2016年度「東大を語る」イベントレポート)

FLY Programの活用

大学で得られない体験を

FLY program(初年度長期自主活動プログラム)とは、自ら申告することにより1年間の特別休学期間を取得することができるプログラムです。学生は東京大学を離れ、ボランティア活動・就業体験活動・国際交流活動など、自身のしたいことに集中することができます。欧米の大学では「ギャップ・イヤー」と呼ばれ、すでに定着している自主活動期間です。

大学の外で得られる経験も、学生にとって大事な学びの一つです。入学前からビジョンを持っていれば、より有意義な学生生活を送ることができるでしょう。

プログラム体験者のお話

ここでは、実際のプログラム体験者にお話を伺いました。

最初の半年は、社会経験のためにアルバイトをしました。飲食店・イベントスタッフ・交通整理など、多様な経験を重ねることを目的としつつ資金調達を兼ねたものでした。

後の半年で、イギリスへ語学留学に行きました。自分以外に日本人のいないシェアハウスに住み、英語のみでコミュニケーションを行いました。海外に慣れてきたと感じたところで、そのままヨーロッパのバックパック旅行に出かけました。旅先で現地の方と親しくなるなど、数多くの出会いがありました。

目的をもって応募すれば、ほとんど確実に取得できるプログラムです。本人の意志とやる気さえあれば、なんでもできます。普通の大学生活では味わえないことを、体験してみてはいかがでしょうか。

大学内で耳にしたプログラム活用例
  • 世界一周旅行をする。
  • 海外で農業ボランティアをするなかで食糧問題について考える。
  • 東北で震災ボランティアに従事する。
  • 演劇の一人講演を成功させる。

教養教育や特色ある外国語教育のみならず、自分の意志でさまざまなことに挑戦する機会が与えられているのも東大の特徴です。入学することがゴールではなく、入ったあと何をするか、何をしたいか、というビジョンをもち、合格を目指して頑張ってください。

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