- Q. 京大受験を決めた時期や目指した理由を教えてください。
- 物心ついた頃からよく知りもしないのに「京大がいい」と言っていた気がします。関西の親の実家に帰省する際に京都に立ち寄るうちに、京都という土地を好きになったのだろうと思います。大学を調べるようになり、学べる内容の幅広さや学部ごとに図書館があることを知り、ますます行きたい気持ちを募らせていました。何をするにしても楽しそうな場所だな、という印象をずっと持っていました。
- Q. 苦手科目とその克服のためにしたことはなんですか?
- 数学がどうしようもなく苦手でした。なので、克服というよりは解ける問題や単元を増やすことを目標に、自分が手をつけやすそうだと感じた単元から問題を解いていました。問題を解く際は、教科書に戻りながら理解を深め、別の解法がないか考えるようにもしていました。そうすると、各解法の利点や欠点を比較して、何が最適か考えることができるようになります。中高の教科書は捨てないことをお勧めします。
- Q. どうやってモチベーションを維持しましたか?
- 「受験が終わったら○○」というリストを作って、更新し続けていました。読みたい本や漫画、見たい映画、やりたいゲーム、その他やりたいこと。模試の成績が返ってきた日や何となく元気が出ない日に一つひとつ読み返して、それが実現する想像や期待をふくらませていました。バスの中で眺めるだけでも、こんなにやりたいことがあるなんてと思うと疲れた気分が癒されました。
- これから京大を目指す人へ、メッセージをお願いします。
- まず何よりも心身の健康を大切にしてください。模試でよい判定が出なかったり、やるべきことが多かったり、焦ったりすることもあるかもしれません。ですが、お腹が空いたら何か食べて、夜はしっかり寝てください。寝つけない時は、目を閉じて横になるだけでも体は休めます。理解が難しい問題は、基礎的な部分に理解の鍵があるかもしれません。課題は一つひとつ進めればいつか必ず終わります。焦りすぎず頑張ってください。
次の記事:京都大学 文学部 N.R.さんへのインタビュー »