京都大学 文学部 B.C.さん(久留米大学附設高等学校 卒業)

Q. 京大受験を決めた時期や目指した理由を教えてください。
現役の時は別の大学を受験して不合格になってしまい、浪人当初も同じ大学を目指すつもりでした。しかし、同級生が現役で京大に進学するのを見たことで、自分も同じ環境で学んでいたはずなのにと思うと悔しくなり、京大を目指すことに決めました。受験に必要な科目数が増えるので苦しむことになるだろうと理解していましたが、それも覚悟の上での決断でした。
Q. 受験生の間、つらかったことを教えてください。
浪人生活の中で、学力のことだけでなく、自分が不要な存在なのではないかという思いこみにも苛まれました。現役で合格した友人や模試で自分より成績が良い人をどうしても強く意識してしまい、なぜ自分だけがこんなに劣っているのかと悲観的になってしまいがちでした。そうなると勉強が手につかず、そんな状況にイライラしてまた悩むという悪循環がつらかったです。
Q. どうやってモチベーションを維持しましたか?
勉強に飽きた時はとにかく他のことを全力で楽しんでいました。カラオケ、ゲーム、散歩、食事などです。わざと勉強から離れることで、勉強していないことへの罪悪感や違和感が大きくなり、かえって勉強したくなりました。また、周囲の人と話すのも良いリフレッシュになっていました。親や先生が褒めてくれたことも、良い気分になってやる気が湧いていました。
これから京大を目指す人へ、メッセージをお願いします。
受験勉強がどれだけつらくても、諦めたくない魅力が京大にはあります。過去問を解くとその難しさに打ちのめされることもありましたが、知れば知るほど京大を好きになっていきました。自分の合格を知った時の喜びはとてつもないものです。これから京大を目指し努力する人にも、ぜひ体験してほしいです。つらく感じている人もいると思いますが、合格の喜びを想像し、諦めずに頑張ってください。