京都大学 工学部 M.Y.さん(新潟明訓高等学校 卒業)

Q. 京大受験を決めた時期や目指した理由を教えてください。
高2まで私立大学を目指していましたが、金銭面から国立大学志望に変更することにしました。今思えば、成績も全く足りておらず、はっきり言って受験を軽視していたと思います。現役の秋頃にその厳しさを痛感し、結局不合格という結果に終わってしまいました。浪人してからは1年間京大を目指し続け、対策も万全にしたことで、自信を持って本番に臨むことができました。
Q. 苦手科目とその克服のためにしたことはなんですか?
私は化学が苦手でした。模試の偏差値も低く、勉強も苦痛でした。そのため、まずは化学を好きになれるように努めました。専門的な知識などを学んでモチベーションを保ちつつ、ひたすら勉強量を積みました。また、物理は得意だったので、化学で得点できない分は物理で確実にカバーできるように試験中の時間を適切に配分する訓練に注力し、理科全体で及第点が取れるようにしました。
Q. どうやってモチベーションを維持しましたか?
まず、モチベーション維持には安定した精神状態が不可欠だと思います。ネガティブになったり、「どうせ落ちる」など口に出したりしないようにしなければなりません。その上で、適度に息抜きを挟むようにしました。息抜きのし過ぎはいけませんが、ストレスのない状態での勉強はとても捗ります。こうしてモチベーションを維持し、無理なく勉強を続けられるようなサイクルを確立していました。
これから京大を目指す人へ、メッセージをお願いします。
京大を目指す人にもいろいろいると思いますが、誰もが強い熱意を持っているはずです。しかし、3人に1人しか受からないのが現実で、熱意だけではどうにもなりません。勉強量の確保はもちろん、どのようにメンタルを保つかといったことまで含む総合的な受験力が求められます。これを鍛えるのは人間力の成長にもつながるはずです。ぜひ積極的に学んでください。