京都大学 工学部 S.Y.さん(新潟県立新潟高等学校 卒業)

Q. 京大受験を決めた時期や目指した理由を教えてください。
私が京大受験を決めたのは高3の春頃です。コロナ禍で休校になっていましたが、通学時と同じ生活リズムを保って勉強のモチベーションを確保している時期でした。私は環境問題に興味があり、地球温暖化の進行を少しでも遅らせることができる研究・活動をしたいと思っています。京都大学は優れた研究実績を持ち、研究施設も充実していて自分にぴったりだと思い志望しました。
Q. 苦手科目とその克服のためにしたことはなんですか?
私が一番苦労した科目は化学です。化学は計算が多く、暗記事項も多い科目です。高3の夏休みに理科2科目を完成させようと思い日々一生懸命勉強していましたが、夏休み明けの実力テストで化学は100点中一桁の点数しか取れませんでした。これはまずいと思い、授業で基礎・基本を固めることを意識しました。そこから少しずつ実力がつき、2次試験本番でも良い点数が取れました。
Q. どうやってモチベーションを維持しましたか?
長い休校期間や学習の遅れへの不安など、マイナスな要素が多かったですが、それでもピンチをチャンスにしようと思い、考え方を変えました。私がモチベーションを高める上で工夫したことは三点固定です。三点固定とは、起床・就寝・勉強を始める時間を固定するというものです。これで休校期間中も規則正しい生活を送ることができ、おのずと勉強のモチベーションも上がっていきました。
これから京大を目指す人へ、メッセージをお願いします。
京大を目指すのであれば、第一志望を京大と決める時期は早ければ早いほどよいです。早めに京大の出題形式の特徴をつかむことが肝要です。また、受験勉強を通して感じたことは、大学で頻出分野になっている問題ばかり勉強してもあまり成績は伸びないということです。各単元はつながりがあることが多いので、一つの単元のみを集中的に勉強するのではなく総合的に学習していくと、学問として勉強が楽しくなりますし、得点も伸びると思います。