東京大学 理科二類 K.H.さん(東京都立武蔵高等学校 卒業)

Q. 東大受験を決めた時期や目指した理由を教えてください。
東大受験を決心したのは高2の夏でした。私自身、絶対にこの学部に行きたいと思えるほどはっきりと進路を意識していなかったので、東大の進学選択制度が非常に魅力的に感じました。また、最高峰の大学でレベルの高い人たちと切磋琢磨していきたいという思いもありました。東大を目指す中で現役東大生と関わる機会があり、より一層東大に行きたい思いが固まっていったように感じます。
Q. 苦手科目とその克服のためにしたことはなんですか?
一番の苦手科目は物理でした。現役の時は苦手なままになってしまいましたが、このままではいけないと思い、浪人の4月から6月は特に物理に時間を割いていました。理解できているという先入観を捨て去って一から見直すといくつも穴が見つかったので、「できるまで」ではなく「分かるまで」を意識しながら問題を解き直しました。そうして徐々に問題のレベルを上げていくと、目に見えて解ける問題が増えていったので自信にもつながりました。
Q. どうやってモチベーションを維持しましたか?
勉強する中でモチベーションが下がることがあるのは当然だと思います。私はあまり自分を責めずに、少し体を動かす、友人と会って話をするなど、定期的に休憩を取っていました。根詰めすぎるとネガティブになったり、効率も悪くなったりと良くないことだらけです。勉強をコツコツ続けることは大切ですが、メリハリをつけて生活することがモチベーションを保つ上で非常に大切だと思います。
これから東大を目指す人へ、メッセージをお願いします。
まず東大入試に臨むにあたって、苦手をできるだけなくしていくことが大切だと思います。私は物理が壊滅的だったのですが、浪人が決まってから夏までに足を引っ張らないレベルまで引き上げられたのが良かったなと感じています。自分の実力を正確に分析して、コツコツと勉強を積んでいけば必ず成績はついてきます。あとは試験会場で最後の1科目が終わるまで、諦めずに絶対に合格する、という強い気持ちで臨むだけです。頑張ってください。