2023年度 合格体験記東京大学 理科三類 K.T.さん(三重県立四日市高等学校 卒業)

Q. 東大受験を決めた時期や目指した理由
東大受験を決めたのは高校卒業後です。当初は東大に対するこだわりはあまり持っておらず、東大受験に臨むのは大きなリスクを伴う選択でもあるため、やめるべきだとも考えていました。
それでも東大を目指したのは、より充実した環境で学ぶことで高い専門性を身につけ、周りの人達の役に立ちたいという向上心が湧き上がってきたからです。
Q. 受験生活で楽しかったこと
本屋で参考書探しをすることです。本屋の参考書コーナーには、受験の王道と言われるようなものから、あまり知られていない隠れた名著までずらりと並んでいます。それらの中から目を引いたものを手に取り、ぱらぱらと流し読みし、知らないことが書かれているのを見た時は、自分の世界が広がったような気がして楽しかったです。受験と無関係の本を読むのも息抜きになりました。
Q. 受験生活で辛かったこと
眠気にしばしば襲われたことです。早朝や夜に眠くなることはほとんどありませんでしたが、昼食後の時間帯は睡魔と闘いながら勉強することが何度もありました。当然、授業中に寝ることはできないので、居眠りしないよう根気強く目を開け、手を動かしていました。
受験生は睡眠不足に陥りがちですが、辛い時にはしっかり休んだ方が学習効率を上げられると思います。
これから東大を目指す人へのメッセージ
東大受験は不安や重圧との闘いです。これを乗り切るためのおすすめの方法を二つ紹介します。
一つ目は、支えてくれる人たちへの感謝の気持ちをしっかりと持つことです。独り善がりの努力は脆いです。
二つ目は、東大合格を最終目標にしないことです。やりたいことが待っているのは合格の瞬間ではなく、そのずっと後のはずです。明るい未来を思い描いて頑張ってください。