2023年度 合格体験記東京大学 理科一類 T.K.さん(聖光学院高等学校 卒業)

Q. 東大受験を決めた時期や目指した理由
中学の頃から「東大に行けたらいいな」と思っており、学力的にも不可能とは感じなかったので、第一志望として受験することにしました。
高校入学後、本格的に進路を考えたときに、何を専門にしたいかが明確でなく、進学選択制度で入学後に進路を考えられる東大は、自分に合っているとも思いました。
また、東大は容易には合格できないレベルであるため、受験勉強の目標としても最適でした。
Q. どうやってモチベーションを維持したか
勉強するほど力はついてくるはずですが、それは他の受験生も同じであり、頑張っていても成績が落ちたように感じて落胆することもあると思います。
そんなときは、以前解いた問題を見返してみるのがおすすめです。「昔はこんな簡単な問題に苦しんでいたのか」といった発見ができるでしょう。以前よりも自分が成長できていると思えば、頑張って勉強する意味はある、と感じられると思います。
Q. 受験生活で印象に残っているエピソード
夏に受けた共通テスト模試で初めてマークミスをしました。問題冊子を2ページ同時にめくってしまい2問ほどマークがずれて、得点は30点台でした。初めての経験だったので、自己採点中に頭の中が真っ白になったことを覚えています。
それ以降、解いている最中に問題番号とマークシート番号が一致しているかこまめに確認するようになり、致命的なマークミスはしなくなりました。
これから東大を目指す人へのメッセージ
私から強く伝えたいことは、何があろうと決して諦めずポジティブに、ということです。
多くの模試などを受けると、良い結果が出ることもイマイチなこともあるでしょう。良い結果のときは自信にすればいいし、悪い結果だとしても間違えたことで次からの教訓を得られたと思って、とにかく明るくいるのが大事だと思います。暗い気持ちのまま時間を過ごすのは本当にもったいないです。