東京大学 文科二類 S.M.さん(お茶の水女子大学附属高等学校 卒業)

Q. 東大受験を決めた時期や目指した理由を教えてください。
本格的に東大を目指し始めたのは高1の夏です。さまざまな大学について調べる中で、最初は特定の学部・学科には属さず、教養教育を経て学部・学科を決める、という東大の教育スタイルに惹かれました。私は経済と商の両方を学びたいと思っていたので、東大の文科二類ならその望みが叶う、と思い目指し始めました。学校や塾の先生、両親も快く賛成してくれたので、決意を固められました。
Q. どうやってモチベーションを維持しましたか?
やる気が起きないときはあえて漫画を読んだりして罪悪感をかきたて、勉強意欲につなげていました(休憩しすぎ注意)。あとは合格したときの先生や両親の反応を想像したり、受験後にやりたいことを考えたりしてモチベーションを維持していました。模試でどんなに悪い点をとっても、「何とかなるから頑張れ!」と自分に言い聞かせていました。先生からの褒め言葉や親せきからの差し入れがあると、もっと頑張ろうという気になれました。
Q. 自分だけのこだわりの勉強法はありますか?
世界史で間違えた問題などはタブレットのメモ帳にオリジナルの一問一答を作って、食事中に見直していました。気軽に見直せるし、タイピングも速くなって一石二鳥でした。また、数学では試行錯誤の過程もノートに書いて、後で見直した時に自信をつけていました。日本史で将軍の名前などを覚えるときは、YouTubeで探した替え歌を登下校中に聞くことで頭に印象付けていました。
これから東大を目指す人へ、メッセージをお願いします。
普段からニュースや学校の授業によく耳を傾け、興味のあることを納得いくまで追究してみてください。高3になったときに意外なところで役に立つことがあります。高1・2のうちは基本を大切に、教科書を読みこむとよいと思います。高3になったらそれをバネに、アウトプット重視(でもインプットも恒常的に)の学習をしていくと良いと思います。東大だからといって臆することなく、毎日の学習を大切に強い意志をもって頑張ってください。