文科省が進める 工学系教育改革
工学系教育の改革は文部科学省で進められているところであり、その一つが学士・修士6年一貫制教育のための大学院創設です。すでに難関国立大の工学系学部では修士課程への進学率が8割を超えていることもあり、新たに大学院修士まで含めた6年一貫教育システムの創設が検討されています。そこでは、学部卒業論文の在り方を見直し修士論文に重点を置くなどの効率化を図ることで、工学の専門基礎教育の強化や工学と情報学など複数の分野を学べる仕組みを取り入れたり、早期卒業や飛び級の活用、優秀な学生の5年卒業などの推進を図ろうとしています。制度改正等が行われ、2019年度からの本格実施を目指しています。(Y)