工学部の第2志望学科はどこにするか?
工学部は出願時に第1〜第2志望まで学科を選択することができます。学部単位で入試成績の高い順に合格者を第1、第2志望の学科に振り分けていくことになります。受験生にとっては、第1志望は決まるとして、第2志望は残りの5学科からどれを選択するか悩ましいところです。純粋に第1志望学科と隣接した境界領域の学科を選ぶという方法、あるいは一番入りやすそうな学科を選んで「京都大工学部に滑り込む」ことを優先させるという方法、もあります。
この第1〜第2志望制度を活用するのであれば、第2志望が第1志望より難易度の高い学科にしても「滑り込める」可能性はないので、例年どこの学科が低いのかを調べて(あるいは次年度の動向を予測して)、その学科を第2志望に記入することになります。
2017年度の合格最低点は上から「情報>物工>建築>電電>地球>工化」の順となりました。前年順位も情報、物理工が上位で、地球工、工業化が下位となっています。近年の技術革新による産業構造の変化と学科研究内容からみても、当面この傾向は継続すると思われます。志望学科の選択は自分ひとりで決めるのではなく、保護者や担任の先生ほか、いろいろな人の意見を参考にして判断するのがよいでしょう。