京都大学特色入試 いよいよ始まる!

京都大学では、2016年度入試より全学部で「京都大学特色入試」が実施されます。「自ら課題を発見し、チャレンジする」人材を育成するため、受験に必要な特定科目だけを勉強してきた学生ではなく、高校で幅広い勉強に積極的に取り組んできた学生を選抜する入試です。

高校から提出された学業活動報告書や志願者が作成する学びの設計書に加え、センター試験の得点や学部ごとに異なる論文や面接などの試験を総合的に評価する内容となっています。

学部での学びの意欲と能力を見極める入試

2016年 京都大特色入試の概要

現行の入試では見えにくい「学びのプロセス」「志」「やる気・意欲」を総合的に判断するため、受験機会の複数化を前提とした一般選抜と異なる入試として導入され、大きく次の3種類に分かれます。

① 推薦(医 – 医・工)
② 後期日程(法)
③ 学力型AO(その他の学部)

募集人員は各学部で若干名〜25名、10学部合計110名程度の定員となります。京都大学全体の約4%の定員にあたり、初年度の入試に与える影響は小さいと思われます。最大の定員は経済(25名)ですが、特色入試の導入に伴い、一般入試における「論文入試」は2015年度入試を最後に廃止されます。現時点で募集枠のない学科・専攻も見られます。特色入試実施の有無や定員の設定は学部(学科・専攻)単位での検討結果によるもので、ばらつきがあります。次年度は農の全学科で実施予定ですが、今後、この入試が拡大されていくかどうかは、これからの志願者の動向を踏まえてということになりそうです。

合否判定は次の ① と ② の総合評価で決定されます。

① 高校での学修行動と成果の判定
② 各学部への適合力の判定

高校で作成される「調査書」「学業活動報告書」「高校在学中の顕著な活動歴」および志願者が作成する「学びの設計書」をもとに書類審査が行われます。数学オリンピックなど高校在学中の活動が評価されるとともに、大学入学後の明確なプランを示すことが求められます。出願者が多くなれば、これらの書類選考による第1次選考の可能性も考えられます。

「学びの設計書」は志望理由書ととらえてよいでしょう。例えば、経済・薬・農の「学びの設計書」の記入項目は次の通りです。

「学びの設計書」記入項目

  1. 高等学校在学中に取り組んだこと、達成したこと、そこで得たものを具体的に書いてください。
  2. 志望学部(学科)へ入学を希望する理由を書いてください。
  3. A:大学生活において何をどのように学びたいか、具体的に設計してその内容を書いてください。
    B:大学卒業後、大学で学んだことをどのように活かしたいか具体的に書いてください。
「学びの設計書」記入項目
  1. 高等学校在学中に取り組んだこと、達成したこと、そこで得たものを具体的に書いてください。
  2. 志望学部(学科)へ入学を希望する理由を書いてください。
  3. A:大学生活において何をどのように学びたいか、具体的に設計してその内容を書いてください。
    B:大学卒業後、大学で学んだことをどのように活かしたいか具体的に書いてください。

次のページ:学部ごとに異なる独自試験 »