2015東大入試状況「第1段階選抜」

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1. 志願者数と志願倍率 2. 第1段階選抜 3. 2次試験
第1段階選抜ライン(前期)

上のグラフは、前期日程の第1段階選抜ラインの推移を示したグラフです。

これまで文科の第1段階選抜ラインは概ね75%前後で推移し、高い時には80%を超えることもありました。しかし、近年は70%を下回ることが珍しくなくなっています。特に文一については、13年度は第1段階選抜不実施、14年度は実施したものの選抜ラインは41.7%と極めて低い水準が続いています。

最新の15年度の結果を見ると、70%を上回ったのは文二のみで、文一は14年度に比べて大幅に上昇したものの60%に達せず、文三は志願倍率が予告倍率を超えなかったことから、第1段階選抜が実施されませんでした。文三で第1段階選抜が実施されなかったのは2002年以来13年ぶりのことです。これに伴い、第1段階選抜における文科の典型的な序列(文一<文二<文三)も崩れました。

一方、理科の選抜ラインは概ね高い水準となっています。理一の選抜ラインは2年連続で上昇し、15年度は81.2%と3年ぶりに80%を超える高水準となりました。これに対して理三は72.8%とやや低めですが、過去の推移を見ると、この水準が理三の選抜ラインの底と考えられます。したがって、極端な安全志向や医学部離れがない限り、今後もここから大きく下がることはないと予想されます。

近年の第1段階選抜の実施状況を踏まえると、文理ともに概ね80%得点できれば2次試験に進むことができます。ただし、12年度の理一のように選抜ラインが非常に高い水準になることもあるため、決して安心はできません。

また、全ての科類において最終合格者の多くは9割程度得点できています。したがって、単に第1段階選抜を通過できればよいと考えるのではなく、9割以上得点することを目標にして、自信を持って2次試験に臨める態勢を整えましょう。