2次試験

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前期日程の配点は、センター試験:2次試験=110点:440点となっています。2次試験重視の配分であることから、大学から毎年公表されている合格者の平均点・最低点の変化は、2次試験の難易度及び採点基準の変化による影響が大きいと言えます。

文科の合格者最低点は、いずれの科類でも前年に比べて10〜20点ほど低下し、過去の合格者最低点の中でも低い水準となりました。14年度は典型的な序列である文三<文二<文一の順になりましたが、文一と文三の得点差は5.6点にとどまり、前年同様、科類間における得点差がほとんど生じませんでした。

一方、理科の合格者最低点は、理三が突出して高い状況が続いています。また、理一と理二の合格者最低点は、12・13年度は理一が理二よりも10点以上高くなっていましたが、14年度は理二が理一をわずかに上回りました。

最終合格者最低点(前期)

※東京大学の公表データに基づき、代々木ゼミナールが作成

前期日程における2次試験のみの合格者最低点は大学より公表されていませんが、最終合格のためには2次試験でどの程度得点しなければならないのでしょうか。センター試験の得点率に応じて、2次試験で必要な得点をまとめた表が下記です。

2次試験で必要な得点(2014年度)

※東京大学の公表データに基づき、代々木ゼミナールが作成

仮にセンター試験の得点率が85%だった場合、合格に必要な得点のおおよその目安は、文科で55%、理一・理二で50%、最難関の理三で65%です。センター試験における得点率が1%低下すると、2次試験で取らなくてはならない得点が約1点上昇します。

「たった1点」と感じられるかもしれませんが、記述形式で難易度の高い2次試験で1点多く得点するのは決して容易ではありません。2次試験重視の配点ではありますが、センター試験を軽視せず、しっかり対策をして臨んでください。