現役京大生に大学生活や大学受験について、お話を伺いました。大学生活や大学の良さ、大学受験に関することなど様々な内容をお聞きしています。京大を目指す皆さんは、今後のために是非参考にしてみてください!
- Q.京大を目指したきっかけは?
- 思い入れのある関西の地域にとどまりたかったこと、自分には国公立の雰囲気があっていると感じていたことから、志望校を絞っていきました。その中でも、学生のレベルが高く、全国からたくさんの人が集まってくることに心を惹かれ、京都大学を志望するようになりました。
- Q.法学部を選んだのはなぜですか?
- 法学部を目指すようになったのは、高校生の頃、学校の進路相談会で弁護士や裁判官、検察官の方々のお話を聞いたことがきっかけです。それまで僕は法律を扱う世界に対して、人の気持ちや感情が立ち入らない世界という印象を持っていたんですが、いろいろなお話を聞くにつれて、実際に事件に関わるときには人情や人間味が感じられる場面もあるんだなあと思い、そこから法律の世界に興味を持ち始めました。また、法律を学ぶことで幅広く職業を選択できそうだと思ったのも、法学部を目指した理由の一つですね。
- Q.大学ではどんな勉強をしていますか?
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民法や刑法、憲法といった法律の基礎や政治学を学んでいます。特に、憲法の授業は他分野との関連性が深く、非常に面白いと感じています。日頃から目にするニュースもこれまでとは違った視点で捉えられるようになるなど、学びが生活に活きているように感じます。
1年生の時に受けた少人数授業ILASセミナーも印象に残っていますね。上級生と一緒に授業を受けることで、物事の考え方や発表の仕方など参考になる部分が多くありましたし、グループになって資料を作成したときは、複数人で作業することの難しさを実感しました。 - Q.部活動やサークルには参加していますか?
- テニスサークルに所属しています。体を動かす目的で週1回くらい参加しています。僕は高校までテニスをしていたのですが、未経験者から経験者まで幅広い人と一緒に活動できるのは新鮮です。
- Q.勉強以外での学生生活は?
- 学習塾でアルバイトをしています。生徒に教えることなどを通して、人前で話す度胸やわかりやすく伝える能力を身につけたいと思っています。長期休暇には友人たちと旅行に行くこともあります。全国から学生が集まっているので、知らない土地を案内してもらったり、逆に自分の地元を紹介したりするのも面白いです。
- Q.将来就きたい仕事や今後の目標は?
- 今は弁護士を目指して勉強しています。大学で開かれた法曹関係者の講演会で聞いた内容が勉強のモチベーションになっています。司法試験の勉強を通して自分の能力を高めていきたいですね。衆議院議員の方々と意見交換するインターンにも応募しました。貴重な経験を通じて、今後の進路を考えていきたいと思っています。
- Q.大学受験で意識していたことは何ですか?
- 市販の問題集などにむやみに手を出さないことです。各教科1~2冊程度の同じ問題集を何度も繰り返して勉強していました。それだけで必要な内容は網羅できているという実感があったので、他に余計なことはしないようにしていました。また、部活が忙しく勉強に手を回せなかった時期でも、毎日の通学中に英単語のCDを欠かさず聞いていました。英語の成績が良かったのはそのおかげかもしれません。
- Q.そのほかに受験勉強で大切なことは?
- 基礎となる学習範囲は、早いうちからしっかりと固めておくということです。僕は部活を引退する高校3年生まで十分に勉強できていなかった分、実力試験などの結果にかなり波がありました。高校1年生からこつこつ勉強してきた人たちは、いつも安定した成績を取っていたので、少しずつでも勉強を進めていく意識を持つべきだと思います。
受験生へのメッセージ
自分の目標について改めて見つめなおすと、モチベーションが高まると思います。なぜその目標にしたのか、何のために勉強するのかを今一度見直し、受験勉強を頑張ってください。高校生活も、義務感や損得勘定で動くのではなく、本当にやりたいことをしてください。興味・関心に従って行動したことがきっと自分の将来に繋がることもありますよ。
京都大学のここが良い!
- 図書館などの施設が充実し、著名な教授が多く在籍するなど、いくらでも勉強できる環境が整っている。
- 日本で発表されているほぼすべての論文にアクセスすることができ、その環境を最大限に利用しようとする意識の高い学生が多い。
- 大学の近くに銀閣寺や二条城など様々な歴史的建造物があるのも魅力的。
1日のスケジュール例
※2020年6月時点のインタビューです。