先輩座談会「合格までのカウントダウン」

センターが終了しました

私大や2次に向かってどのように勉強していきましたか?

K.S.
私大に関してはセンター利用のみの受験でしたが、センター後は2次試験の問題演習を2日で1セットのペースで行っていました。個人的には問題演習はあくまでも時間の使い方の練習であり、過去問は多く解けば良いというものではないと思います。時間設定に対して慣れを体得した後は、過去問を解くよりは本試よりも難しい問題を多く解いた方が良いと思います。具体的には、数学は「大学への数学」の学力コンテスト(学コンの問題を集めた問題集が存在します)、物理は「難問題の系統とその解き方」、化学は「化学の新演習」を普段から解いていて、2次試験の直前期にもやはり取り組んでいました。本番の平均的な難易度の問題に慣れてしまうと実際の入試で難化した時に焦って対応できなくなることが怖かったので、難問に慣れるようにしていました。
W.M.
2次に向けては、過去問に取り組んで添削してもらう、の繰り返しでした。学校の先生も塾や予備校の先生も、答案を持って行くと添削してくれます。いちばん先生方を利用した時期だったと思います。また、解説を読んでも納得できない問題は質問して、うやむやなままの問題をなくすようにしていました。この時期には、きちんと時間も計って、時間配分なども考えながら過去問を解いていました。私大については、国公立の前期と後期の間に試験があったので、国公立前期の試験が終わってから、2・3年分取り組みました。
T.M.
京大のほかに私大を2つ受験する予定でした。そのため私大の勉強もある程度は必要でしたが、あまり時間はかけたくなかったので、赤本を3年から5年分解く程度にとどめておきました。それよりもあとひと月でこの受験が終わるのかと無性に感傷的な気分になりました。そうなるとあまり勉強にも手がつかず、意味もなくボーっとしている時間が増え、なるがままに身を任せましたが、これがよかったのは今でもわかりません。

先輩たちのカウントダウン体験談はいかがでしたか? 受験に対する心配事や不安は「わたしだけ」ではなく、受験生全員にやってくるものです。
転ばぬ先の杖、これからやってくる入試対策や緊張感に対して「自分はこうしよう」とあらかじめイメージしておくことは不安を解消するのにも役立ちます。