京大国語の特徴と傾向分析・学習アドバイス

試験概要

配点 文系 150点/理系 100点
※ただし、学部ごとに傾斜配点が異なる
試験時間 文系 120分/理系 90分
大問数 文系3問(現代文2、古文1)
理系3問(現代文2、古文1)

Ⅰ 京大国語の特徴と傾向分析

問題構成は上表のとおりで、この形式は文理別出題が開始された2007年度以降、大きくは変わっていません。

記述問題を中心とした形式が基本とされつつも、年度によっては漢字の書き取り問題や部分的に漢文が用いられた出題などがなされることもあり、受験生には幅広い対応力が求められます。

出典の特徴としては、主に下記のような形になっています。

出典の特徴
【文系】

大問1(現代文)
評論または随筆

大問2(現代文)
随筆または小説 文語文の出題が中心だったこともある

大問3(古文)
出典の時代やジャンルは多様。理系と比較すると、物語や日記からの出題や、漢詩・和歌に関する内容が含まれることが多い。

出典の特徴
【理系】

大問1(現代文)
文系と共通の出典(ただし、小問数は文系より少ない)

大問2(現代文)
評論または随筆 文語文の出題が中心だったこともある

大問3(古文)
近世の文章からの出題が多い。ジャンルは評論・随筆・紀行文などを中心に多様。中世の物語が用いられたり、和歌に関する出題がなされたりすることもある。

なお、解答欄は1行あたり縦140mm × 横10mmの約30文字を目安としたサイズで作成されます。解答の行数は文系では全題合計で50行を超えることもあり、理系でも40行近く設けられるため、総じて膨大な字数を求められる傾向があるといえます。