地歴公民の出題概要・学習アドバイス

2022年度 京都大学2次試験出題概要・学習アドバイス

出題内容・配点・試験時間

配点・試験時間
大問 配点 試験時間
第1問 20点 90分
第2問 20点
第3問 30点
第4問 30点

※配点合計は学部・学科によって異なる

出題内容
大問 出題形式 出題内容
第1問 記述 A:古代(延長四年二月十三日の民部省符)
B:近世(宝暦年間の奉公人請状)
C:近代(宣戦の詔書[太平洋戦争、第一次世界大戦、日露戦争])
第2問 記述 古代~現代の雑題
第3問 記述 A:古墳時代・飛鳥時代
B:鎌倉幕府の成立
C:近現代の女性史
第4問 [論述]
各200字以内
(1)中世の日中関係
(2)江戸幕府の対外政策

出題概要・分析

2022年度の日本史は大問4題構成で、70点分の記述式問題と30点分の論述問題(200字×2題)と例年通りの出題です。内容に関しても大きな変動はありません。

記述式問題については、2022年度も史料問題を含め多くが標準的な知識を問うものです。したがって、確実に正答する必要があります。

一方、論述問題は中世(モンゴル襲来から足利義満政権期までの日中関係)・近世(19世紀初頭から天保年間にかけての江戸幕府の対外政策)についての出題です。京大の論述問題は単に知識を並べるだけではいけません。中世の問題であれば「関係」が問われているため、事実を根拠に各時期の日中関係を簡潔に評価し、時期ごとの変化を指摘する必要があります。

学習のポイント

学習時に重要なことは、歴史事象同士の関連性や事件の背景・結果・意義などに注目することです。論述問題では歴史事象の原因や推移などについて問われますが、こうした問題に答えるためには単なる用語暗記ではなく、背景や結果・意義などの知識を学習することが有効です。その上で過去問をこなし、論述の方法などを学んでいくことが大切です。

出題内容・配点・試験時間

配点・試験時間
大問 配点 試験時間
第1問 20点 90分
第2問 30点
第3問 20点
第4問 30点

※配点合計は学部・学科によって異なる

出題内容
大問 出題形式 出題内容
第1問 [論述]
300字以内
15~16世紀のマラッカ王国の歴史
第2問 記述 A:シリアの歴史
B:明代後期~現代の中国の人口推移
第3問 [論述]
300字以内
民主政アテネと共和政ローマの相違点
第4問 記述 A:中世~近代のヨーロッパの大学
B:近現代ヨーロッパと石炭

出題概要・分析

京大の世界史は大問4問の構成で、東洋史分野と西洋史分野で各2題(300字の論述大問1題、記述式一問一答の小問が中心となる大問1題)の計4問の形式を取ります。

東洋史論述は中国史が中心で、近年は中国周辺地域がテーマとなることが多いですが、2022年度は直近20年では初の東南アジア(マラッカ王国)がテーマとなっています。京大の論述は歴史の流れをコンパクトに抽出するタイプが通例ですが、逆に300字を埋めるのに苦労する問題だといえます。西洋史論述はオーソドックスな通史を問うものが多い印象です。2022年度は久々に西洋古代史が出題されています。

第2問・第4問の記述式問題は、1行論述問題や私大レベルの細かい知識を問う問題も出題されますが、全体としては標準的な難易度にとどまる傾向があります。記述式問題で余計な失点を抑えた上で、論述問題でいかに完成度の高い答案を作れるかが合否を分けるでしょう。

学習のポイント

まずは教科書の内容をしっかりと身につけることが一番です。ここでいう「しっかりと身につける」とは、多くの用語を暗記することではなく、用語を記憶した上で、それが表す内実や、歴史的推移の中での位置づけを説明できるようになることです。本文はもとより、欄外の注やコラムなどにも目を配ってください。これに加えて、過去問演習を重ね、出題傾向や出題形式になじむことが必要です。また、論述問題は解いた上で、必ず添削指導を受けてください。

出題内容・配点・試験時間

配点・試験時間
大問 配点 試験時間
第1問 20点 90分
第2問 20点
第3問 20点
第4問 20点
第5問 20点

※配点合計は学部・学科によって異なる

出題内容
大問 出題形式 出題内容
第1問 [論述] 30字以内×2
40字以内×1
地形図の読図
[記述] 8問
第2問 [論述] 20字以内×1
40字以内×1
北海道の自然環境
[記述] 5問
[選択] 1問
第3問 [論述] 30字以内×3
40字以内×1
工業生産
[記述] 4問
第4問 [論述] 40字以内×2 言語人口
[記述] 6問
第5問 [論述] 40字以内×2 北アメリカの地誌
[記述] 6問
[選択] 3問

出題概要・分析

4年連続で大問5題の構成となっており、例年通り、地形図の読図、世界各地の産業や文化、日本の地誌が出題されています。論述の1問あたりの字数は最大で40字と長くはありませんが、問題数は多いため要点のみを手短にまとめる能力が試されます。語句を答える短答記述はあまり細かい知識は問われない傾向にあり、教科書レベルの学習でも対応できる内容です。

学習のポイント

京大は独自の出題形式を続けているため、早めの過去問対策で出題形式・傾向をつかむことが必要です。そのために教科書や参考書の暗記一辺倒の学習ではなく、地図帳を見て空間的な視野を養うこと、そして世界の出来事に広く関心を持ち、どのような問題が出題されても柔軟に対応できる思考力の深さを身につけておくことが大切です。