志願者数と志願倍率

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15年度の前期日程全体の志願者は2年連続で増加

2015年度の前期日程全体の志願者は9,444人(前年比+0.3%)と2年連続で増加となりました。センター試験が大幅に難化した13年度は、東大の志願者も9,329名(前年比-6.6%)と大きく減少し、また、14年度は新課程移行の境目であったことから東大・京大をはじめとする難関国立大学が敬遠される傾向にありました。

東大入試状況(2015年度)

志願者が集まりにくかった過去2年の状況を考慮すると、15年度は微増にとどまったと感じられるかもしれません。しかし、センター試験が決して易しいと言える水準ではなかったことや、国公立前期全体の志願者数が前年比-1.5%と減少していることから、東大の場合、強気に出願した受験者が多かったと言えます。

また、後期日程の志願者も前年に比べて減少していますが、こちらは1年おきに増減を繰り返す隔年現象が起きやすく、前年増加の反動と考えられます。なお、後期日程は15年度をもって廃止となり、16年度から新たに推薦入試が導入されます。